日本維新の会:首相公選制や集団的自衛権盛る 公約素案
毎日新聞 2012年10月26日 13時06分(最終更新 10月26日 13時29分)
日本維新の会が次期衆院選で掲げる公約素案の全容が判明した。行財政の仕組みの大枠を変える「統治機構改革」を中心に、首相公選制の導入や集団的自衛権の行使を盛り込み、「2045年をめどにした外国軍駐留全廃」を訴える。
素案は党綱領「維新八策」に沿い、国会議員団が策定。公選制での首相の任期は4年で、憲法で定められた閣僚の過半数を国会議員とする要件を撤廃、「大統領型」の統治制度を目指す。道州制を視野に衆院定数(480)を半減。予算編成権は国会に移管する。キャリア官僚は「40歳定年制」とした。
外交政策をめぐっては、領土紛争について国際司法裁判所(ICJ)の活用を明記。代表の橋下徹大阪市長が提唱した竹島(島根県)の日韓共同管理は盛り込んでいない。
また、環太平洋パートーナーシップ協定(TPP)参加や、法人税率の20%への半減を明記。年金制度は、現役世代が高齢者を支える賦課方式から、積み立て方式に移行する。医療費の自己負担は20歳以上一律とし、高齢者向けの社会保障費を圧縮する。
エネルギー政策では「既存原発の2030年代までの全廃」を掲げ、「最高水準の原発は世界に輸出可能」との考えも盛り込んだ。【林由紀子】
◆統治機構改革
任期4年の首相公選制▽道州制導入▽消費税の地方税化
◆行財政改革
衆院定数半減▽議員歳費の3割削減▽キャリア官僚の40歳定年制
◆外交・防衛
2045年を目標に外国軍の日本駐留を全廃▽集団的自衛権行使を禁じた憲法解釈の変更
◆経済・財政
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加
◆社会保障
20歳以上の医療費自己負担を一律に▽年金は積み立て方式に移行▽歳入庁の設置
◆農業政策
農協への独占禁止法適用除外の見直し▽戸別所得補償制度は専業農家に限定
◆エネルギー
既存の原発は2030年代までに全廃
◆教育改革
日本の歴史と伝統に誇りを持てる歴史教育