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試験焼却前に被災地のがれき搬入10月27日 12時44分
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震災の被災地のがれきの受け入れを検討している前橋市で、来月の試験焼却に向けて、がれきを運び込む作業が始まりました。
前橋市は、岩手県宮古市にあるがれきについて、来月、試験焼却を行い、安全性が確認されれば、受け入れる方針を示しています。
この試験焼却を前に、がれきを市のごみ処理施設に運び込む作業が27日から始まりました。
27日朝はおよそ4トンのがれきが運び込まれ、市の職員が周辺の放射線量を測定したところ、県などが定めた受け入れの基準を大きく下回ったということです。
放射線量を測定する様子は市民に公開され、中には、市から測定器を借りて、みずから確認する人も見られました。
前橋市は、来月1日から2日間、合わせておよそ32トンのがれきの試験焼却を行い、焼却灰などに含まれる放射性物質の濃度を測定して地元の住民に説明することにしています。
近くに住む40歳の男性は、「高い数値が出ていなければ、がれきを受け入れるべきだと思っています」と話していました。
前橋市の山本龍市長は「被災地の人が望むことなので、健康被害がないのであれば受け入れる方向で検討していきたい」と話していました。
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