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若年性認知症の豪女性が講演“支援を”10月28日 19時9分
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65歳未満で発症する「若年性認知症」について広く知ってもらおうと、みずから認知症であることを公表したオーストラリア人の女性が東京都内で講演し、「認知症と闘いながら日常生活を送っている私たちを支援して下さい」と呼びかけました。
講演したのはオーストラリア人のクリスティーン・ブライデンさん(63)で、46歳のときに「若年性認知症」と診断されたあと、みずから認知症であることを公表し、世界各地で講演活動を行っています。
日本にも今回を含め5回訪れ、東京・江東区の会場にはおよそ700人が集まりました。
この中でブライデンさんは「認知症と闘いながら日常生活を何とか送ろうともがいています。さまざまな弱みを抱えながらも日々を暮らしている私たちを支援して下さい」と呼びかけました。
「若年性認知症」は日本国内におよそ4万人いると推定され、講演会では国内の「若年性認知症」の人たち6人が、パネルディスカッションを行いました。
このうち7年前に「若年性認知症」と診断されたあとブライデンさんの活動を知り、勇気づけられたという埼玉県の佐藤雅彦さん(58)は「認知症になってもすべてを諦めるのではなく、外に出ていくことが大切だ」と訴えました。
講演会に参加した看護師の女性は「認知症の人ができることを見守りながら、支援を続けようと強く感じました」と話していました。
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