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三田から消防車納入 原発冷却に活躍

2012年10月27日

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放水のテストをする屈折放水塔車=三田市、諫山卓弥撮影

 福島第一原発事故で燃料プールなど施設の冷却に活躍した消防車「屈折放水塔車」の新型車が26日、大手消防車メーカー「モリタ」(三田市)から東京消防庁に引き渡された。

 22メートルの高さから毎分3800リットルの放水ができる消防車には、新たに泡状の消火剤を作る装置が積まれ、化学コンビナートの火災などにも単独で対応できるようになった。1台1億800万円。モリタが2台の製造を請け負い、1台が完成した。

 東京消防庁は今回の原発事故で、この消防車2台と、特殊災害対策車、ポンプ車など合計7台を派遣したが、すべて放射能汚染で引き揚げられなくなり、新規の購入を進めている。都によると購入費用は、国の「原子力災害緊急消防援助隊等活動費交付金」から支払われるという。

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