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  1. 出産にかかる費用(ハイリスクのケース)

出産にかかる費用(ハイリスクのケース)

◇はじめに

(photo by 自宅にて著者と娘。(生後3ヶ月))

まず、出産は実にお金がかかる。
ましてや、持病を抱えたハイリスク妊婦にとっては、通常の治療費に加え、妊娠・出産にあたっては更なる費用がかかる。

そんな筆者自身が子宮頸がん・子宮内膜症・妊娠糖尿病をはじめとした一部を除き妊娠前から持っていた持病を持っても出産するにあたりかかった費用を包み隠さず話そうと思う。

※但し、筆者の場合は妊娠前~直前まで働いていたこと、現在も治療自体は継続している関係もあり、成し遂げられたケースである。
よって、持病の進行具合などケースなどによっては費用の増減がある。
あくまでも参考程度として捉えて欲しい。
更に産後はシングルマザーとして母子家庭関係で、最終的に2人とも治療費すべて無料になっている。(子供が18歳まで対象)

◇費用について

初診時:合計 17230円


筆者は、当初仕事の事が有り中絶希望であったが、一転して持病の関係上出産を希望した為、あらかじめ妊娠判定するにあたり地元と勤務地で3件の個人医院に行ったのち、かかりつけの地元の総合病院での出産を決意している。
  • 1軒目・4週 2400円(名古屋の個人医院)
  • 2軒目・4週 3500円(豊田の個人医院)
  • 3軒目・7週 11330円(これまた豊田の個人医院)

その後:いつもの総合病院。

公費券は、本来なら13枚使用済み。しかし、最終的に12枚のみ利用。

  • 子宮頸がんの検査結果・9週 5420円

(いつもの総合病院での分娩予約前に、再転院の為の定期検診。)

  • 子宮頸がんの治療に伴う治療履歴開示料 750円

(名古屋のセカンドオピニオンのかかりつけより再転院の為)

  • 12週検診 0円(公費券のみ)
  • 14週検診 33330円
  • 16週検診 1970円
  • 20週検診 8600円
  • 24週検診 7850円
  • 26週検診 0円(公費券のみ)→但し、翌日の再検査で5820円
  • 28週検診 0円

(入院時は通常自費カウントで公費券使用不可の為。今回は管理入院の関係上、この分の自費請求が出来ないので請求せず。)

  • 妊娠糖尿病管理入院 88850円

(9日間・高額医療事前適応・3件保険等請求に関する診断書代込)

保険金 115000円(最終的に33250円のプラス)
補助金 7100円
ソニー生命 70000円(確定@5日後に振込)
ソニー損保 45000円(確定@3日後に振込)
※保険会社2社による保険金支払いがあった。
豊田市役所 7100円(確定@通知から2週間後に振込)
※ただ、うちは昨年稼ぎ過ぎた為、この最高ランクできてしまったww
  • 30週検診&内分泌診察(1) 2720円

(今回は本来の子宮頸がんの定期検査があり。→すんばらしく忘れていたww)

  • 31週逆子チェック&内分泌緊急診察 2880円

(公費券使用不可で保険適用&針の処方だけで予備インスリン処方をプラス。)

  • 32週検診&内分泌診察(2)1320円(今回の会計は内科のみ。)
  • 34週検診&内分泌診察(3)8620円(※糖尿病の管理費用自体は3030円)
  • 36週検診&内分泌検査  7640円

(何故か内分泌の検査が勝手に組み込まれていた。)

  • 37週検診&内分泌診察(4)5860円
  • 38週検診 1890円
  • 分娩費用(子ども検査も含・出産一時金42万含む) 448200円

(※実質負担が28200円)

  • 内分泌診察(5)&産後健診(2人分) 3150円

(オプション検査だけが支払い対象。)

その他準備品として

出産育児関係雑費@雑誌代・出産準備品・育児準備品等
(その他経費含めて) 120000~140000円

◇最後に

結局、最終的に交通費含めて100万近くかかったけども・・・。
全て働いていたから成し遂げられたことである。
そうでなければ間違いなく成し遂げることができなかった。
後は、費用関係(特に手続き関係など)は精力的に動いていたし、最大限産まれてくる子の為に万全な体制をとったからこそ、持病があっても無事産むことができた。
その事を考えると、金銭的に余裕のない状態での出産は全くもって勧めない。

本記事は、2012/10/27公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。