以下ではTSUBAMEへのログイン方法の概要、その詳細、ログイン出来ない場合の対処方法について説明します。
TSUBAME2の計算サービスを使うためにはまず初めにTSUBAME2へログインする必要があります。ログインにはsshというソフトウェアをお使いください。sshとは遠隔のサーバに安全にログインするためのソフトウェアです。sshを用い、TSUBAMEへログインするために必要な情報は以下の通りです。ログインノードへ接続すると、自動で実際に作業等を行ういずれかのインタラクティブノードへ転送されます。
| ログインノード名 | login-t2.g.gsic.titech.ac.jp |
| ユーザ名(アカウント名) | TSUBAMEアカウントの名前 |
| パスワード | TSUBAMEアカウントのパスワード |
| 認証方式 | 学内からはパスワード、公開鍵方式共に許可。学外からは公開鍵方式のみ許可 |
インタラクティブノードやログインノードの障害が原因で、TSUBAMEに全くアクセスできなくなる事を防ぐため、ログインノードは2台用意されており、転送されるインタラクティブノードも2つのグループに分けられています。
t2a006161 から t2a006170 の10台のいずれかに転送されます。
t2a006171 から t2a006180 の10台のいずれかに転送されます。
login-t2.g.gsic.titech.ac.jp にアクセスしようとするとDNSラウンドロビンによって login-t2-1.g.gsic.titech.ac.jp または login-t2-2.g.gsic.titech.ac.jp のいずれかのログインノードへ接続します。障害等でTSUBAMEへ接続できない場合は、障害のでていないもう一方のログインノードを直接指定する事で接続できる場合があります。二つのグループのインタラクティブノードに通常、差異はありませんが、片方のグループにのみ先行して新しい設定やパッチを適用してテストを行う事があり、若干の異なる場合もあります。
ログイン方法の詳細については以下をごらんください。
TSUBAMEにログインするには他の多くのUNIX・Linux同様にターミナルエミュレータとSSHクライアントが必要です。なおこれらはTSUBAMEで開発・購入しているソフトではなくサポートできないため詳しい操作方法等はそれぞれのマニュアルや市販の参考書をご覧ください。
標準ではインストールされていませんので、多数のソフトウエアが公開されています。以下に代表的なクライアントを示します。(すべてフリーソフト)
10.5 Leopard , 10.6 Snow Leopard, 10.7 Lion, 10.8 Mountain Lion すべてで標準でインストールされています。「ターミナル」を起動してください。
ほぼ標準でインストールされています。 サーバー用途などでは意図的にインストールされていない場合もあります。「端末」や「ターミナル」といったアプリケーションを起動してください。
ABAQUSやMATLABなどX Windowを利用したGUIアプリケーションを利用するには、手元の端末でX Windowサーバが動作している必要があります。
標準ではインストールされていませんので、X サーバソフトウェア (Cygwin/X,Exceed,ASTEC-X等, Xming)をインストールする必要があります。
Cygwin (http://www.cygwin.com/) [参考: Cygwin インストール方法]
10.5 Leopard , 10.6 Snow Leopard, 10.7 Lion では標準でインストールされています。10.4 TigerではOSのInstall CDからインストールする必要があります。10.8 Mountain Lionでは標準でインストールされなくなりました。こちらを参考にXquartzをインストールしてください。
ほぼ標準でインストールされています。 サーバー用途などでは意図的にインストールされていない場合もあります。
ログインノードへネットワークが通じているか確認します。
Windowsの場合は「コマンドプロンプト」より、Linux/Macの場合は「ターミナル」より以下のコマンドを実行し、それが成功することを確認してください。
Windowsの場合
Linuxの場合
Windowsの場合ですと、「見つかりませんでした」や「要求がタイムアウトしました」等のメッセージが表示された場合は失敗です。Linuxの場合ですと、コマンドが終了しない場合や"Unknown host"となった場合は失敗です。なお「Windows7 + Cygwin + 非管理者権限ユーザー」 の組み合わせの場合、ネットワークの状態に関わらず「ping: socket: Operation not permitted」と表示され、pingが失敗するようです。その場合はCygwin上ではなく「コマンド プロンプト」から ping を実行してみてください。
失敗した場合は、
お使いのSSHクライアントを用いて上述のログインノードへ接続します。以下にCygwinやLinux、Mac上で実行した場合の例を示します。
WindowsのTeraTermやPuttyを利用した場合も同様に接続先ホスト名にログインノード名を指定し、ログインユーザ名としてTSUBAMEのアカウント名、パスワードとしてTSUBAMEアカウントのパスワードを用います。
なおXwindowを利用する場合、以下のコマンドを実行してください。Windows環境では先にXwindowsを起動しておく必要があります。
以下の方式は学外からログインする場合のみ必要です。学内のコンピュータからのみお使いの場合はお読み頂く必要はありません。
TSUBAME2ではセキュリティ強化のために学外からログインする場合はパスワードによる認証は無効になっており、公開鍵認証という方式を用いる必要があります。そのためにはまず公開鍵とよばれる認証のための鍵を生成し、それをTSUBAMEへ登録する必要があります。その手順は以下の通りです。
以上で公開鍵がTSUBAMEに登録されました。この鍵を用いたログインはMac、Linux、Cygwinの場合は自動的に行われ、学外からもログイン可能になります(学内からも本方式によりログイン可能です)。WindowsのTeraTermやPuttyの場合には明示的に鍵による認証を行うように追加の設定が必要です。
鍵を用いた認証の設定が有効な場合は認証時に鍵のパスワードを入力することでTSUBAMEへログインできます。正しく設定できていない場合は、学内からのログインの場合は3で説明したパスワードによる認証となります。学外からの場合はパスワード認証が許可されていないため、ログインが失敗します。
ログインできない場合はまず上述のネットワークの確認を参考にお使いのコンピュータからTSUBAMEまでネットワークが通じているかどうか確認してください。
通じているにも関わらずログインが不可能な場合はお問い合わせください。お問い合わせの際は以下の情報を必ず含むようお願い致します(お問い合わせフォームの発生した現象欄等に記入してください)。