la_causette の「バイアスのかかる立場にいることの指摘と属人論法の違い」(ウェブ魚拓)についてです。
東京平河法律事務所に所属されている小倉秀夫弁護士は以下のように述べています。
ある論点に関して一定のバイアスがかかる立場にいることを指摘することは,一般には「属人論法」とはいわないのではないかと思います。例えば,野党第1党が政権を取ることについての危機感を煽るエントリーを書いた人が,連立与党の一角を占める政党をコントロールする宗教団体の運営する学校を卒業しかつ現在もその学校で「教授」という重大な地位を占める者であるということは,当該エントリーが,当該宗教政党を次期総選挙で少しでも有利な状態にしておこうという一種のポジショントークにより出たものである蓋然性が高いことを示す情報であって,それは情報の受け手にとっては,参考となる情報です。
ここで蓋然性というのは、一般的にそういう傾向がある、というほどの意味だと考えられます。
私の発言が「一種のポジショントークにより出たものである蓋然性が高い」かどうかはともかく、そもそも「蓋然性」なるものを持ち出してある論点に関する議論を自己に有利に運ぼうとする考え自体が属人論法です。
しかもステレオタイプ的レッテル貼りと合体してますから、二重の意味で属人論法の非論理性を体現していると言えます。
小倉弁護士のいう蓋然性なるものがあるとしてですが、それはあくまでも私の発言内容自体とは離れた(一般論としての信憑性も認められない)一般論にすぎません。
私の意見の当否は、私の意見自体の論理性や具体的根拠の有無によって判断されるべきです。
また、私自身の考え方のバイアスを問題にするのであれば、私の過去の発言を根拠にして指摘すべきものです。
しかし、小倉弁護士は、論理的にも事実上も必然性のない属人論法で私を批判しています。
小倉秀夫弁護士は、過去にこのように言って、属人論法を批判しています。(匿名さんは属人論法が大好き)
しかも、2ちゃんねるで培われた我が国の匿名文化は、相手の属人性をねつ造してまで属人論法を採用しようとします。自分の気に入らない発言に対し、正面から反論するのではなく、さしたる根拠もなし(って相手もまた匿名である場合にはさしたる根拠など通常ありません。)に相手を「在日」扱いしたり「工作員」扱いしたりすることによって、相手の反論を封殺したことにする論法です。
以上の記述の属人論法批判の部分は、
相手を「在日」扱いしたり「工作員」扱いしたりすることによって、相手の反論を封殺したことにする論法
の部分です。
これは、相手が「在日」であることを理由として、つまり、相手の反論は「在日」であることによるバイアスがかかっているものとして、その反論の説得力を奪おうという論法を「属人論法」として批判しているわけです。
そして今回の小倉秀夫弁護士の主張ですが、私が「創価」であるとして、私の発言の説得力を奪おうという論法に他なりません。
つまり小倉秀夫弁護士自身が批判していた論法を小倉秀夫弁護士自身が使っているのです。
小倉秀夫弁護士は、今回のエントリでこうも言っています。
「あんなカルト宗教を信じるようなやつのいうことなんか信頼できるものか」ということでその発言の価値を貶めているのであれば悪しき「属人論法」だとは思いますが,
ところで、小倉秀夫弁護士は、あるエントリに次のようなはてブコメントを書いています。
同じ元検察官でも,与党の一角を占める政党を事実上コントロールする宗教団体との関連の有無でこの事件についての見方は大分異なるということなのでしょう。
日本語文法としてはかなりおかしな文章ですが、この文章がその内容において「『あんなカルト宗教を信じるようなやつのいうことなんか信頼できるものか』ということでその発言の価値を貶めている」文章とどう違うのか説明していただきたいものです。
その発言がポジショントークに過ぎないことが明るみにされてよほど悔しかったか焦っているのかそんなところなのではないかという気がしてしまいます。
実名の二枚舌と言われたことがよほど悔しかったか焦っているのかそんなところなのではないかという気がしてしまいますが、実名の二枚舌であることを繰り返し証明しただけのような気がしてしまいます。
追記
陰の声A 「いい加減に止めりゃいいのに。」
陰の声B 「どっちに言ってんだ。」
陰の声A (^^;
追記
「バイアスのかかる立場にいることの指摘と属人論法の違いの追記についてとりあえず一言
ただ,この問題に関する矢部教授のご意見というのは,検察OBによるもの(例えば,郷原先生や落合先生,佐々木先生等々)のなかさえ特異であったことは注目されて良いでしょうし,「リーク」に関する彼の言及もかなり特異なものであったことは注目されて然るべきです。
小倉秀夫弁護士は、以下のような事実は意図的に隠蔽したいようです。
「やや乱暴では」「一罰百戒の意義」...検察OBの評価分かれる
私の意見と近い検察OBがおられることが明白です。
小倉秀夫弁護士は、自分の意見と違う考えは、事実に反して「特異」と表現してその評価を下げたいようです。
マスコミの論調に迎合する意見だけが正しいと言いたいのでしょうか?
小倉弁護士自身こそ、バイアスかかりまくりであることを証明しているla_causetteの追記です。
過去の自分の発言を否定する発言やマスコミで報道されている明白な事実に反する発言を繰り返して何をしたいのでしょう。
何か言い返したい気分が見え見えですが、言い返すたびに墓穴を掘っているように見えるのは気のせいでしょうか。
ブーメラン効果(お前が言うな)の見本のようなH法律事務所所属弁護士の自爆自沈理論でしょう。
まあ、創価カードさえ切っていれば、ヲチスレを見れば明らかなように一部の刑法のけの字も知らない「匿名の卑怯者」さんの支持が得られるわけですが、小倉弁護士はそれで満足なんでしょうか?
うわあ.....
身から出た錆とは言え応援団がものすご過ぎる....
ご本人の人徳のなせるわざではあるのでしょうが....
>身から出た錆とは言え応援団がものすご過ぎる....
でしょ(^^)
でも、私の推測では、小倉弁護士はあのような応援団がわいて出てくることを意図して属人論法を使った蓋然性がとても高いと思われます。
少なくとも小倉弁護士が主張する蓋然性と同程度には高いと思います。
この推測が正しければ、小倉弁護士は二枚舌では済まない○○になっちゃうんですけどね。
レッテル貼りする論調はあまり好きじゃないです。
日本は無心論者が多いので、そんな影響もあるのか、信仰心を持つ者対して無神経になりすぎるような気がします。
というか、話題自体に宗教色が一切無いのに、「あの人は〇〇を信仰してるから、こんな考え方になるんだ」とか。
あと、右より左よりという色分けも好きじゃないです。(ここでは関係ないですが)
もっとも、私なんかは知識が浅過ぎる故、そのような色分けを感じるひまも無い事が最大の原因だとは思います。(笑
今回の小沢問題に纏わる一連のモトケン先生の弁護士のお立場としての考え方に、宗教色なぞチリンとも感じる部分が一切無いのに(少なくとも私は)、あの方は何としてでも、一部の少数与党を巻き込みながら、その与党とつながりが有るといわれる某宗教団体に託けて、無理くりのこじ付け批判に固執しすぎているように思います。(部分的にはなるほどと思える時も多少はありますが、)総じて素直に拝見できないのは、私自身も、あのお方のご意見をバイアスかけて見ているからかもしれません。しかし・・・。
>でも、私の推測では、小倉弁護士はあのような応援団がわいて出てくることを意図して属人論法を使った蓋然性がとても高いと思われます。
それは買いかぶり過ぎだと思います。
そんな(悪知恵とはいえ)知恵が働くくらいなら、自ブログの炎上ごときはもう少し上手く処理できたはずです。
それはいくらなんでもバカにしすぎですよ。
自ブログのコメント欄を事実上閉鎖するくらいの知恵は働く人なのですから。
小倉弁護士(笑)の最新エントリー「25日までに!?」が正直異次元過ぎてついていけません。
であって、他の文章は飾りのようなモンなんでしょうが。否認被疑者が、起訴後取調官から起訴事実について問われた際に「概ね間違いない」と答えることになんの問題があるというのでしょう?
要するに、公判では否認から自供に転じることを明らかにしただけで、任意性もへったくれも無いと思うんですがね。
この程度の報道でも、小倉弁護士(笑)の頭の中では、「検察が(無実の)被告人に起訴事実を認めるように強要した!!!」と変換されてしまうようです。
小倉弁護士(笑)には、是非とも法律家として「否認被疑者が起訴後に自白に転じること」がどのようにまずいのか、「民主党にとって都合が悪い」以外の論理的説明を行っていただきたいものです。
というか、小倉弁護士(笑)が言いたいのは
久々にキメイラ師匠が投稿しているみたいです。伝聞の伝聞で失礼しますが。m(_ _)m
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744 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2009/03/27(金) 01:27:59
@某弁護士ブログ(一部伏字で匿名化)
>>■■先生
> やはり先生は自己を厳しく律する良心的な学究肌の方だと感服します。
>自分のタダの誤変換チョンボなのに,これを自戒の記録に残す精神に敬
>服いたします。m(_ _)m
> 大きな声では言えませんが,ネットで活躍する弁護士の中には,不勉強
>知ったかぶり不調査で堂々と意味内容の間違いを書いて,指摘されても
>知らん顔厚顔無恥とか,卑劣にもこっそり修文とか,指摘意見を「匿名の
>卑怯者」だから問答無用に削除する方とかもいらっしゃるので,先生は法
>曹の良心の灯台です。m(_ _)m
>
>投稿: キメイラ | 2009年3月27日 (金曜日) 01時24分
……('A`)
産経新聞では
大久保被告、突然の方針転換 保釈狙いの“戦略”か
となっており、感熱紙(刑)さんの仰るように、起訴後に起訴事実について問われた際に、初めて認めたように読めます。
同様の記事が他の新聞もあるのに、ソースとして日刊スポーツを持ち出してくるのがなんだかなぁという感じです。他の新聞は都合の悪い記述が入っているので使えなかったのかな?
同記事に
とも書いてありましたから、供述自体は勾留期限前にされており、
供述→起訴→起訴事実の確認→認める
となり、日刊スポーツでは最後の部分だけを記事にしたということではないでしょうか。
となれば、「25日までに!?」の内容は、まったくの的外れとなってしまいます。
The only limit to our realization of tomorrow will be our doubts of today. Let us move forward with strong and active faith.
I’d be inclined to allow with you on this. Which is not something I usually do! I really like reading a post that will make people think. Also, thanks for allowing me to speak my mind!