トップページ社会ニュース一覧年金口実に自宅の売買契約誘う 注意を
ニュース詳細

年金口実に自宅の売買契約誘う 注意を
10月29日 6時42分

年金口実に自宅の売買契約誘う 注意を
K10030783811_1210290640_1210290654.mp4

将来の生活に不安を抱える高齢者に対して、自宅を担保にすると毎月「年金」がもらえると言葉巧みに誘い、実際には持ち家や土地を売却する契約を結ばせようとする悪質な業者が最近、現れているとして、東京都は十分に注意するよう呼びかけています。

東京都消費生活総合センターによりますと、ことしに入って年金関係の民間会社と名乗る業者から高齢者の自宅に、「住んでいる持ち家を担保にすれば毎月、年金を支給する。家にはずっと住め、死亡後に土地や家を名義変更する」などという内容の電話がかかってくるケースが増えているということです。
その際、業者は高齢者に対して持ち家や土地を売却する契約を結べば、その代金をもとに年金を分割して支給すると説明しているということです。
これに対して東京都は、契約を結んだ時点で土地や建物の所有権が業者に移るため、急に自宅から立ち退きを迫られるおそれがあるとしています。
今のところ、契約をして家を追い出されたなどという被害の連絡は都に入っていないということですが、都は、契約の内容をしっかり確認するよう注意を呼びかけています。
東京都消費生活総合センターの相談専用の電話番号は、03-3235-1155です。

[関連ニュース]
このページの先頭へ