2011金町浄水場
震災当時江戸川区におられた方の自家製味噌を測定しました。
材料は震災前のもの。(生協のキット) ではなぜ測定? その味噌に約40%含有している水が2011年3/21の金町浄水場からの水道水、 というところがポイントだからです。 (約4キロの味噌に対して大豆が1000g、麹1000g、塩450g、その他が水ですので 1550gほど) 次の日の22日の午前中、I-131が210Bq/kg検出と発表されました。 果たして出ていたのはヨウ素だけだったのか?他の核種は見えていなかったのか? ヨウ素だけなら皆さんもご承知のとおり、半減期が8日ですので、既に見えなくなっているはずです。 さて 測定してちょっと驚きの結果となりました。 両セシウムがほぼ適正な比率で存在しています。 ここから先は仮の話です。 まず仮にこの味噌の汚染が当時の水道水由来であったこととします。 すると 放出されたばかりのセシウムの比率は1:1でしたので この味噌に含まれるCsは合算で 2.71×2=5.42Bq/kgほどだったかと思われます。 さらに水1kgに換算すると 5.42×2.5(40%を100%にする)=13.55Bq/kg ほどの水であったという結果となります (※大豆をゆでるときに若干濃縮されたかもしれません) ではそれだけはいっていたとして、検出にはならなかったのか?という疑問があります。 実は 当時、金町浄水場の検査でCs下限値はそれぞれで17〜16Bq/kgだった。のです。 http://bit.ly/UPowDj http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/press/shinsai22/pdf/sokutei/josui_1103_jp.pdf しかも22日の下限値が特に高い。それが徐々に下がっていく・・・それが何を意味するのか? これは妄想ですが、 21日頃にはもっと高い数値がでていた、それを水道局は認識していた 急いで活性炭やゼオライトなどのフィルターでセシウムの濃度が下がるかどうかのテストをした 下がっていくことを前提としてとりあえず出ているセシウムの数値を隠すために、高めの下限値の設定をした すぐに影響の無くなるヨウ素だけの数値(基準値超え検出)を発表した もしくは当時乳幼児に対しての基準はヨウ素(100Bq/kg)しかなくセシウムには基準がなかったので 基準値以下、ということであえて「検出」とせず、発表しない方向とした 数値が落ち着いてきたので下限値を戻した 結果的には大量のフォールアウトが落ち着いたので数値は無くなりましたが、 ある意味賭けだった?かもしれません。 ただ一ついえることは たとえセシウムが入っていたとしても、それは無かったことにされていたかもしれない。 ということです。 ただこれが本当かどうかを検証するには、その日時、場所の水を測定するしかないのです。 もしあれば是非測定してみたいと思います。 今回はたまたま味噌、という形で残っておりました。(よく残っていたと思います) この味噌が本当に震災前の材料で作られたか?水だけが汚染の原因なのか?証拠は一切ありません。 ただ、個人的な感想は「つじつまは合う」です。 当時の千葉のデータを見つけました。こちらはCsも検出となっておりますね。 http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/taiki_kouka_back.pdf 尚、水についてですが、現在このように数値もかなり詳細に出ております。念のため。 http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/6915778.html 今回は特殊な状況下での水?ということで測定の意義はありました。 通常水道水は当方のNaIシンチでは測定はしない方向です。(あまり意味がない) |
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