県は26日、野生キノコの放射性物質調査で、ときがわ町で採取された「アカモミタケ」3検体全てから国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る230〜210ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同日、ときかわ町と埼玉中央農業協同組合に対し、同町産の野生キノコの出荷と販売の自粛を要請した。
県森づくり課によると、アカモミタケは24日に採取。セシウムの値は1検体が230ベクレル、2検体は210ベクレルだった。
県は9月28日からこれまでに、6市町で11種類41検体の野生キノコを調べた。基準値超えは、横瀬町のウズハツ1検体(240ベクレル)、皆野町のサクラシメジ1検体(110ベクレル)と合わせて計5検体となった。