「日本じゃないと治安的・倫理的にできないサービス」を考える

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2012/10/29


先日紹介したhakobitoに対する、オルタナブロガーの山田さんの見解がとても面白いです。


倫理度が高いからできるサービス

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これは倫理度が高い国でないと、成立しないサービスでしょう。荷物を途中で盗まれても困るし、失くされても困る。そもそも荷物を受け取りに来ないような人が多いと運営は難しい。ということで、信頼できる人が多くいる国でしか成立しないサービスでしょう。

hakobito という全く新しいサービス:Business Anatomy:ITmedia オルタナティブ・ブログ


まさに、「誰かの荷物を見知らぬ(審査はありますが)誰かに預ける」なんてことは、盗難・紛失の心配が低い日本だからこそできるサービスかもしれません。

外国人が自動販売機を見て「日本はなんて平和なんだ!」と驚くという話は有名ですが、hakobitoや自販機に限らず、日本の治安のよさを生かしたサービスというのは可能性がありそうです。田舎の「信用販売」のような、性善説にもとづくサービスというか。


パッと思い付くところでは、

・「育児シェアボックス」:街の公園に、不要になった育児用品をシェアする大きなボックスを設置して、地域で育児用品をシェア
・「Give & Take本棚」:本を一冊寄贈すると、本棚の本を一冊代わりに貰える。

なんてシェア系サービスが挙げられるでしょうか。何か面白いサービスを思い付いたら、ぜひコメント欄に書き込んでみてください。


少し軸は違いますが、考えようによっては、治安のよさやモラルの高さは、全てのサービスに関係しているともいえます。

例えば日本の治安が極端に悪ければ、配達中の盗難を防ぐためのコストが掛かるため、「宅配便」の料金は今よりも高くなっているはずです。治安のよさは、多くのサービスの価格を下げている、ということですね。