WordPressのパーマリンクはどの形がベストなのか
日本語ドメインがGoogleで上位表示されやすいという話が出てくるようになった頃から、ドメインだけではなくURLの日本語化に関する質問を受けることが多くなりました。
WordPressサイトの場合、ドメイン以下の部分をパーマリンク設定で簡単に日本語URL化することができます。パーマリンク設定はどれを選べば良いのかという事で、悩んでいる人も多いと思いますので、簡単にまとめておきます。
先に結論を申し上げると、「パーマリンクなんて何でも良い」というのが私の見解です。ただ、WordPressサイトを運営するのであれば、ある程度理解しておいた方が良いと思います。
パーマリンクの設定は必要なのか
まず、パーマリンクの設定が必要なのかということですが、個人的には設定した方が良いと思います。
WordPressのデフォルト状態では、「http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/?p=123」のようなURLになります。これでも特に問題はないですし、SEO上不利になることもまず無いのですが、なんだか美しくありません。
パーマリンクは、「設定 ⇒ パーマリンク設定」で変更することができます。始めから用意されている設定から選択することもできますが、カスタム構造を使用して自分で好きなパーマリンクにすることも可能です。詳しくは、WordPress公式のパーマリンクの使い方をご覧ください。
使えるパーマリンクタグ
以前は、公式ページにパーマリンクで使えるタグの一覧が載っていたのですが、無くなっていたので、記載しておきます。
%year% 投稿年
%monthnum% 投稿月
%day% 投稿日
%hour% 投稿時刻の時
%minute% 投稿時刻の分
%second% 投稿時刻の秒
%postname% 投稿タイトル(投稿スラッグ)
%post_id% 投稿ID
%category% カテゴリー名(カテゴリースラッグ)
%tag% タグ名(タグスラッグ)
%author% 著者名
WordPress3.2以前は、「%postname%、%category%、%tag%、%author%」の4つから始まるパーマリンクは、パフォーマンス上の理由で非推奨となっていましたが、WP3.3以降は問題ないようです。(WordPressの3.3のパーマリンクパフォーマンス改善について調べてみた)
日本語URLにしたい場合
設定の中から「投稿名」が含まれている項目を選択した場合には、URLにタイトルが含まれますので、日本語のタイトルを付ければ日本語URLになります。カスタム構造にする場合は、「%postname%」を含ませればOKです。
カテゴリ名+タイトルにしたい場合は、「/%category%/%postname%/」のようになります。htmlで終わらせたい場合は、「/%category%/%postname%.html」です。カテゴリ名を日本語にした場合には、カテゴリとタイトル部分が日本語になります。
これは、私のサテライトサイトの検索結果ですが、パーマリンクで投稿名を選んでいますので、ドメインの後にタイトルが表示されています。
URLを日本語にする時のメリットは、検索結果にURL部分が日本語で表示される事です。これによってSEO効果が高まるという話や、クリック率が高まるという話がありますが、私は懐疑的だと思っています。
また、日本語URLにしていても省略されてしまう事もあります。Googleの気分次第でしょうか。
日本語URLにすることによるデメリットとして以下の事が考えられます。
- トラックバックやピンバックでエラーが出る事がある
- オンラインブックマークできないことがある
- URLで紹介される可能性が低くなる
最近はどのブログもトラックバックを受け付けるようにしているのですが、日本語URLの場合、リンク先がエラーになってしまうことがあります。(日本語URLだと必ずエラーになるわけではありません)
また、最近は直っているのかもしれませんが、URLの文字数の関係か、日本語URLの記事は、オンラインブックマークできないことがありました。
URLで紹介される可能性が低くなるというのは、例えば先程紹介したサテライトサイトのURLの場合、「http://www.messianicmarket.com/2012/03/%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%82%82%E6%99%AE%E9%80%9A%E3%81%AB%E8%AA%AD%E3%82%81%E3%82%8B%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%AB%E3%81%97/」このような形になりますので、URLで紹介される可能性が多少下がるかもしれません。
それ以前に、個人的にはダサくて使う気が起きないのですが、日本語URLを使用する場合にはデメリットがある事も考えておいた方が良いと思います。
ちなみに、パーマリンクを途中で変更した場合、URLが変わることになりますが、現在のWordPressは基本的には自動的に301リダイレクトされるようになっていますので、その点はあまり気にする必要はないでしょう。(WordPressのパーマリンク変更等によるリダイレクトまとめ)
ベストだと思うパーマリンク
個人的にベストなパーマリンクだと思うのが、設定で「投稿名」を選ぶか、カスタム構造で「/%category%/%postname%/」にして、記事ごとに自分でURLを英語に書き換えるパターンです。
投稿画面のタイトル下にあるパーマリンクの「編集」をクリックすると、パーマリンクを変更できるようになっていますので、タイトルを英語に訳します。単語ごとにハイフンで区切るのが一般的です。SEOブログだと、海外SEOさんやSEO Japanさん、SEOまとめさんがこの形です。
日本語タイトルを自動的に英語に変換してくれれば良いのですが、手動でやるしかないようです。ちなみに過去に一度付けた事がある名前にしてしまった場合には、最後に自動的に数字が振られますので、同じURLになることはありません。
タイトルにカテゴリを含める場合には、カテゴリ名にスラッグを振らないとカテゴリ名部分が日本語になってしまいますので要注意です。
お手軽でおすすめなパーマリンク
毎回記事を書くごとに自分でタイトルを英語に変換するというのは、英語がわからない人にとってはストレスですし、結構面倒な作業なので、私は以下のパーマリンクを使っています。
日付+ID : /%year%/%monthnum%/%day%/%post_id%
カテゴリ+ID : /%category%/%post_id%/
どちらもよく使いますが、最近はなんとなく「カテゴリ+ID」にするサイトが多いです。
日付を含ませる場合、投稿日を変更するとURLが変わり、カテゴリを含ませる場合、カテゴリ名(スラッグ)を変更するとURLが変わります。既に述べたように、自動的にリダイレクトされますが、気になる方は日付やカテゴリ名を変更した際には、過去に貼ったリンクなどのURLを変更した方が良いかもしれません。
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公開日:2012年5月21日
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