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国際
中国・寧波の大規模デモなお混乱、化学工場計画の計画見直し発表も、当局への不信感強く
中国では今年7月、四川省什(じゅう)●(=方ヘンにおおざと)(ほう)市で金属工場の建設が中止となったほか、江蘇省南通市では日系製紙工場からの排水計画が、水質汚染を懸念した地元住民の大規模デモにより撤回された。昨年には遼寧省大連市政府が、PXを含む化学工場の建設計画を住民の反対運動で断念した。各地で環境問題に関する住民らの権利意識が強まっている。
27日付の中国紙、新京報によると、環境汚染に反発した抗議デモや暴動は1996年以降、年平均29%の割合で増加した。各地で土地の強制収用問題が頻発したほか、工場建設などで当局者や関係者だけが利権を握る構図となっているとして、住民の地元当局に対する不満は強まる一方だ。
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