本と映画と政治の批評
by thessalonike5
アクセス数とメール

access countベキコ
since 2004.9.1

ご意見・ご感想



最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事


access countベキコ
since 2004.9.1


















ワシントンポストの石原新党批判 - 「右傾化をさらに加速させる」
昨日(10/25)の奇妙な騒動は、どう考えても、石原慎太郎の都知事辞任が事件であるのに、マスコミはそれを石原新党結成のニュースとして派手に報道で扱った。知事を突然放り出した緊急会見なのに、新党立ち上げの祝祭イベントのように演出して大きくテレビで放送した。マスコミはこの問題の意味をスリカエて伝えている。そして、石原新党の宣伝のために公共の電波を使っている。大越健介のNW9は、冒頭から30分近くをこの話題で埋め、新党結成を視聴者に積極的に印象づける姿勢を際立たせていた。まるで、石原新党の政見放送とそのヨイショ解説の特別番組だ。今週末の世論調査が意識されていて、そこでなるべく高い支持率を与えようと画策していることが窺える。少し落ち着いて考えれば分かるが、昨日の記者会見は新党結成がテーマではない。石原新党のお披露目式ではない。党名も決まっていないし、党の理念や同志も明確になっていない。活動計画も未定で、全ては決定事項の発表ではなく、石原慎太郎個人のその場の思いつきの応答である。この程度の「石原新党」の輪郭情報なら、これまで何度も本人が言い、マスコミも繰り返し報じてきた範囲で、何も目新しさはない。新しいニュースは何かと言うと、都知事を辞職したという一点だ。これまで石原慎太郎は、新党立ち上げは吠えていたが、都知事を辞めるとは言わなかった。


続きの内容をレジまぐ版の方に詳しく公開しました。コメントはこちらにお願いします。ログイン画面はこちらです。

by thessalonike5 | 2012-10-26 23:30 | Trackback(1) | Comments(6)
トラックバックURL : http://critic5.exblog.jp/tb/19354082
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from NY金魚 at 2012-10-27 22:33
タイトル : 座禅と火薬 — 蔡國強展 (1) 一瞬に時空が歪む
2012年の現在から4年前、北京オリンピックの年の5回連載長編エッセイです。日本と中国の何千年にわたる深い文化交流の足跡を、蔡國強というひとりのアーティストの作品を通して探っています。現在の差別と偏見とに満ちた両国の関係を憂いて、蔡氏が2012年の世界文化賞受賞で来日されたことを機にもう一度ショーアップしました。放射能禍の福島県民が育てたアーティストの記録です。ブログとしては信じられない長さですが、綺羅星のように蔡作品写真をを散りばめているのでご興味を削がれないかな、と思っています。おつきあいいただけ......more
Commented by 芝ちゃん at 2012-10-26 22:13 x
石原慎太郎が東京都知事を投げ出し、新党結成とかに乗り出したことについて、この上もなく喜んでいます。

石原新党が、爆発的な国民の支持を受けるとは思えませんし、所詮、少数議員の党首で終わるのが、目に見えています。

橋元党首の『維新の会』だって、そうです。橋元を取り巻く原発反対の有識者が『維新の会』を離脱しつつあります。

つまり、石原慎太郎の思惑とは別に、対外的に極めて発信力に秀でている【東京都知事】の地位を、石原本人が投げ出したことによって、日本の国益にとって、極めて良かったと思っています。
Commented by 第互の敗戦 at 2012-10-27 00:47 x
  すべて中途半端 

◎文学を中途で放り投げ

◎国会議員を中途で辞職し

◎米軍横田基地返還を中途で諦め

◎築地魚河岸移転も中途で投げ出し

◎新銀行東京も一千億円の損失を出したまま穴を拭かず

◎オリンピック誘致に何百億円もかけて中途で退散し

◎尖閣諸島問題に火をつけ国に何千億円もの損害を与え、かつ中国との関係を最悪にして、後は知らぬ顔の半兵衛を決め込み

◎そして、今度は新党を立ち上げるらしい。これは、中途半端どころか初途初端で挫折することは火を見るよりも明らかなことである。
Commented by a at 2012-10-27 02:53 x
維新の会の名称を初めて使い、橋下から名称仕様の許諾を与えた大前研一は、最近のコメントをみると、橋下に少し引いているような印象です。尖閣の実効支配を認めさせる代わりに、漁業はみとめるとか、慰安婦問題に橋下はあまり口出ししない方がいいとか。

おそらく、英語のできる大前研一は毎日海外紙を読んでいるので、日本が慰安婦問題や尖閣問題で海外から、特にアメリカからどう見られているか知っているので、そのような一歩引いたコメントになっているのでしょう。

日本語が最大の非関税障壁ですね。
TPPなどより、本当は言語の非関税障壁の方がよほどやっかいな問題かもしれません。

ともかく、絶対に戦争だけはしないでほしいです。
Commented by カプリコン at 2012-10-27 11:58 x
橋下や石原などの右翼のメッキが剥がれてきているのを、知事をやめ(させ)て第三極を演出しているのは、誰なんでしょうね。本当に一昨日のNW9は、酷かったですね。NHKは、受信料を視聴者から集めているのにも関わらず、偏った報道をしています。平和憲法を変えようとしている政治家を批判することもせず、言った言葉をそのまま公共の電波を使って垂れ流しです。
街の声の編集の在り方にも疑問を感じます。

英語、勉強しなくてはと思う、今日この頃です。
Commented by かまどがま at 2012-10-27 18:59 x
中国が軍備拡張の膨張主義に転じようとしているとするなら、それを止めることができるとしたら、それは在日米軍などの軍事力ではなく、かつての日本帝国主義により内外に多くの犠牲を払い、それを心から悔いて受け入れた憲法9条を順守すること誇りとし、二度と同じ過ちを繰り返さないという国家間の詫びこそが武器になると確信しています。

帝国主義の歴史上の過ちを相互に二度と侵さないことを外交で繰り返し確認し合うことのみが日中間の困難を解決できます。
弱腰などではなく、中国の建国の原点、反帝国主義に立ち返ることを促す説得力を持つと考えます。

石原慎太郎の憲法に対する冒涜と軍事優先志向はアジアや沖縄に対する差別そのものです。
このレイシストと被差別者である橋下の同盟はジョークとしか思えない。

Commented by ゆたか at 2012-10-28 04:02 x
>小田嶋隆が佐野眞一の記事を下品だと言っているらしいが、全然そうは思わないね。

同感です。ろくな根拠も無く嫌いだから罵倒している、という記事ではありませんので。

で、下品なのはそれはそもそも校閲が弱くなったから、というところに氏は話を落としてるんですが、切れがよくないですね。

佐野眞一の記事でうまくないのは、DNAという言葉を使った事だと思います。

被差別部落からの出自が云々されている人を批判するときに使うDNAの語は、喩えの言葉でなくなりますから。
それをチェックできなかったのは校閲の責め、と言えば言えますので氏の解釈にも一理はあります。

だけど朝日が負けたのは、肚が座ってなかったからでしょう。橋下みたいな捨て身の小僧にかかるときには応分の覚悟がなきゃなりません。

「ICにあらず」以来、小田嶋隆を25年読んでいる自分としては次のように氏には言ってもらいたかった。

「勇み足はきっちり謝罪したうえで、『奴の本性』を朝日新聞本紙であらためて連載してもらいたい。奴はもっと悪いんだから」

名前 :
URL :
※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。
削除用パスワード 
昔のIndexに戻る 橋下徹による「部落」の政治利用... >>