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できごと
【大阪から世界を読む】中国「赤い資本主義」の限界 製造スマホで盗聴?…不透明さに世界が警戒強める
北京の清華大学で経営学を教えるパトリック・チャボック准教授は「公正か不正かはさておき両社は何かを隠しているという印象を与えている。求められているのは透明性を示すことだ」(米CNBC)と言う。
魅力はリスクを超えられるか?
衣類や玩具なら見過ごすことができたことも、製品の高度化で次元は変わった。規模の拡大で影響も従来の比ではない。大阪商工会議所が9月に行った調査では、中国での暴動など日中関係で影響が生じている企業は2割、今後の影響を予想する企業は6割もあった。「中国市場とのリスクと魅力の間で悩む企業の姿が浮き彫りになった」としている。
11月の党大会で、習近平氏の共産党総書記就任し、中国が今以上に強硬になれば、「赤い資本主義」への脅威論が高まることは必至だ。
北京大学客員教授のジャイルズ・チャンス氏は中国英字紙、チャイナ・デーリーへの寄稿で「中国企業は公正さや透明性の大幅な改善をしなくては、グローバル経済のフルメンバーになることはできない」と警告した。
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