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孫正義 外国メディアでの報じられ方

【政治・経済】

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2012年10月25日 掲載

週刊朝日の「ハシシタ」よりヒドイか

<「残飯集め」「密造酒売り」…>

 欧米の一流メディアが、「ソフトバンク」の孫正義社長(55)の“出自”を次々に報じている。橋下徹大阪市長の“出自”を暴いた「週刊朝日」は連載休止に追い込まれたが、欧米メディアの“孫正義報道”も、かなりドギツイ内容だ。ソフトバンクが米国3位の携帯電話会社「スプリント・ネクステル」の買収を発表したことで、どんな人物か、関心を強めているらしい。

 報じているのは、米紙のウォールストリート・ジャーナルや、英紙のフィナンシャル・タイムズ。
 例えば、16日のウォールストリート・ジャーナルは「孫正義は日本のドン・キホーテ」と題した記事で、人物像をこう報じていた。
〈日本西部(九州)の貧しい韓国系の家庭に生まれた孫氏〉〈孫氏はまた、佐賀県の鉄道に近い不法に占有した土地に建てられた掘っ立て小屋で育ったことを明らかにしている。祖母が幼い孫氏をリヤカーに乗せてあやしていたこと、そのリヤカーは豚の餌にする近所の食堂の残飯を集めるのにも使われたものだったことも語っている〉
 フィナンシャル・タイムズの週末版(20~21日)は、「夢を持つ携帯のギャンブラー」と題して大きく紙面を割いた。内容はやはり、出自の暴露だ。
〈父親は豚を育て、密造酒を売った〉〈祖母は豚を育てるえさを近隣住民のゴミ箱から集め、(孫氏はその)リヤカーのスクラップの上に座っていた〉
 欧米紙はなぜ、孫氏の出自を大きく取り上げたのか。米国を中心に取材活動をしているジャーナリストの堀田佳男氏はこう言った。
「海外メディアの記者と意見交換して感じるのは、彼らは孫氏に好意的だということ。日本の財界人でこれだけ大きく報じられるのは珍しいことです。同時に、海外で積極的に事業展開しようとする孫氏をなぜ日本メディアは評価しないのか、との疑問も抱いています。彼らは、その答えが孫氏の出自にあるのではないかと捉えている。孫氏の過去を書くことで、その背景を探りたいと考えているのでしょう」
 果たして孫正義は、どう読んだか――。
~2012年10月25日以前の記事~

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