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'12/10/28

定期券半額補助へ申し込み



 井笠鉄道(笠岡市)のバス事業廃止問題に関し、11月以降に有効期間を残して使用できなくなる通学定期券を持つ生徒、学生を対象にした中国バス(福山市)の定期券申し込みが始まった。同社などによると、27日現在で岡山県内7校の計247人が申請。今後も各学校や同社のファクスで受け付ける。

 11月以降に有効期間が残る井笠鉄道の定期券は中国バスの代替運行では利用できない。このため、対策会議を構成する5市2町は通学用を対象に未使用期間の半額を補助する方針を決めた。同会議に救済措置を要望した井原高、笠岡高などは各校で生徒の申込書を取りまとめ、市町を通じて26日から同社への提出を始めた。

 27日は登校日だった井原高と興譲館高が、訪れた井原市企画課職員に計67人の申込書を託した。

 同社や各市町によると、笠岡高103人▽井原高63人▽笠岡商高55人▽山陽高11人▽龍谷高10人▽興譲館高4人▽笠岡工高1人―から申し込みがあったという。29日は矢掛高や井原市立高などでも集め、既に実施した学校も未提出者がいれば回収する。

 笠岡、井原市は、学校での取りまとめがない大学生たちを対象に申込書をホームページに載せている。

【写真説明】井原高の猪原誠副校長(左)から通学定期券の申込書提出を受け、確認する井原市職員




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