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“マリオ”開発者にスペイン皇太子賞10月27日 6時42分
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人気ゲーム、「スーパーマリオブラザーズ」などの開発を手がけた、任天堂の宮本茂専務に対して、ヨーロッパで権威ある賞として知られる「スペイン皇太子賞」が贈られ、26日、現地で授賞式が行われました。
スペイン皇太子賞は、科学や芸術などの部門ごとに毎年贈られるもので、ことしは「コミュニケーションおよびヒューマニズム」部門に、任天堂の宮本茂専務が選ばれ、26日、スペイン北部のオビエドで授賞式が行われました。
数々のゲームのヒット作の開発を手がけた宮本さんは、「スーパーマリオブラザーズ」の“生みの親”としても知られています。
賞の選考を行ったアストゥリアス皇太子財団は、宮本さんがゲームの開発を通じて、性別や年齢、それに文化的な違いを超えて世界の人たちが一緒に楽しむことを可能にし、「社会的な革命を起こした」とたたえています。
授賞式で宮本さんはスペインのフェリペ皇太子と握手をしたあと、会場に向かって会釈をして観客の拍手に応えていました。
去年は、東京電力福島第一原子力発電所の事故現場で対応した作業員や消防隊員らに、スペイン皇太子賞の「共存共栄部門」の賞が贈られています。
受賞した宮本さんは「ゲームが幅広い年代の人に楽しんでもらえるコミュニケーションの手段として評価されたことが大変うれしい。マリオも技術の進化とともにいろんなパターンのゲームを出していったことがこういう結果につながったと思うので、今後も新しい技術の可能性を感じながら仕事をしていきたい」と話していました。
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