2012年10月25日

石原都知事辞任に関する報道を受けて


私は、昨年の2月25日に、都庁のプレスルームで立候補表明記者会見を行った。

今回はどうするか、前回のように天命が下っておらず、立候補表明することはないと考えている。

昨年の記者会見では、ニュージーランド地震後でもあり、震災対策をメインテーマに掲げた。八ッ場ダムに水を蓄えるのではなく、東京都備蓄材を蓄えよと主張した。

会見から2週間後に東日本大震災が発生した。

スクリーニングという言葉がある。ディズニーランドでは、スリルライド系のアトラクションなどへ「乗せていいゲスト」、安全上の見地から「乗せてはいけないゲスト」を選別することを意味する。安全バーがらみでの身長制限などがその例である。

昨年の都知事選でもこのスクリーニングが行われた。行ったのはマスコミである。知名度のある候補者を選定し、紙上で政策論争させた。勝算はないが読者の関心を呼ぶ「ドクター中松氏」は、大きく報じられた。震災対策を訴えた私は、知名度のなさから、相手にされなかった。マスコミのスクリーニングをパス出来なかったのである。

「たられば」ではあるが、私の提唱した「国家備蓄材」「東京都備蓄材」などの震災対策が、マスコミに取り上げられていたらどうだったであろうか。世の人々は私の発想力と先見性を認めざるを得なかったものと考える。

今から思うと、大震災に対して警鐘を鳴らしなさいというのが、「天の声」であったと考える。クリスチャンは、人としてできる人事を尽くすことだけを考える。結果は気にしない。それは神が決めることであると教えられているからある。

繰り返すが、神は今、私が前面に出ることを望んでいない。よって、「寝ること」にする。

石原知事は、今年の年頭の挨拶でも「新しい発想力」が大事と語った。私は、石原知事を支持してきた。発想力が魅力的であったからである。

石原知事は、猪瀬副知事を後継にしたいようであるが、私は、彼が関わった道路公団民営化の頃からいわば「アンチ猪瀬」である。

昨年、石原知事に敗れた候補者が再チャレンジするのか。前神奈川県知事の松沢氏が満を持して立候補するのか分からないが、いずれの候補者も石原知事の発想力から比べると小さすぎる。

日本維新の会の橋下市長が「キャンキャン」なく小型犬なら、石原知事はさながら秋田犬のような大型犬であろう。次の4年間は、誰が都知事になっても「中型犬」まで届かないと考える。失礼な表現だが「つまらない都政」が展開されることだろう。

ドリーム党は、聡明で知的好奇心の高い牧羊犬のボーダーコリーのような「中型犬」の集団を目指したいと思う。

50日以内に都知事選があるようである。民主党の動向を見極めながら、民主党のためにできることをして行きたいと考える。
posted by S・C・ NAKAMURA at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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