2012年10月25日

日本は中国の真似をすべきである


中国がディズニーランド酷似のテーマパーク輸出 シンデレラ城も?
2012.5.22 07:43 [アジア・オセアニア]
<引用開始>
中国・湖南省で華強文化科技集団が運営するテーマパーク=2011年9月(共同)
 【上海=河崎真澄】広東省深センに本社を置く中国企業、華強文化科技集団が、「中国版ディズニーランド」とも呼ばれるテーマパークをイランや南アフリカに輸出する契約を結んだことが22日、分かった。
 中国紙、深セン特区報(電子版)などが伝えた。安徽省蕪湖や山東省青島など中国国内6カ所でテーマパークを運営する同社は、「知的財産権を完全所有している」と主張するが、ディズニーランドのシンデレラ城に似た建築物などがあることなどから、地元では「中国のディズニーランド」と呼ばれているという。
 イランでは中部イスファハンで年内の完成をめざしている。南アのほかウクライナ、カタールにも進出する方針だ。
<引用終了>
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120522/chn12052207440005-n1.htm

このままでは10年後くらいには、世界の都市のテーマパークは中国製に圧倒される可能性がある。私は、そのことに警鐘を鳴らしたい。

上記記事は、半年前の記事である。最近知った。運営会社は「知的財産権を完全所有している」としているが、その通りと言わざるを得ない。元々ディズニーランドのキャッスル(城)は、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城をモデルにしている。中国の運営会社が「我々もそうした」と言えば、ディズニーはなんとも言えない。

東京ディズニーランドを運営する潟Iリエンタルランドは、ディズニー社と長期契約を結んでいる。私が知っている範囲で言えば、オリエンタルランドは日本国内外でテーマパークを展開することが許されていない。ディズニーのノウハウが応用されることが容易に推察されるからである。

中国のテーマパーク運営会社は、ディズニー社とは関係ない。ディズニーを研究し、テーマパークを建設し、運営し、輸出することは、ビジネス上何ら問題がない。(もちろん、ディズニーの版権を違法に使っていなければの話である)

途上国にとって、中央にキャッスルがそびえ、その前庭(フォアコート)を写真のような乗り物が走る、東京ディズニーランド同様に、キャッスルの回りには、おとぎ話や「ご当地もの(中国なら反日映画館かもしれない)」のアトラクションが並ぶ。それだけで、観客は大満足なのである。その理由は、東京ディズニーランドの成功の最大理由「非日常性の提供」が達成されているからである。

表題の件、日本はオリエンタルランドにはできない「良質なテーマパークの提供」を展開することを世界に向けて発信すべきである。難なく中国には勝てる。特に、スリルライド系のアトラクションの運営ノウハウは中国にはなく、日本の独断場になる可能性を秘めている。

中国は「ここまでやるか」と思わせる。その点だけ見れば見事ではある。日本もビクビクしないで、組織をつくり中国テーマパークとの真っ向勝負に出るべきである。



posted by S・C・ NAKAMURA at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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