2011-03-06 23:35:02

赤ずきんちゃちゃ♪

テーマ:もうすぐ【春】ですね★☆ posted by wanntann
再放送やらないかなぁ・・


~~★~~

赤ずきんちゃん
ROTKAPPCHEN
グリム兄弟 Bruder Grimm
楠山正雄訳



 むかし、むかし、あるところに、ちいちゃいかわいい女の子がありました。それはたれだって、ちょいとみただけで、かわいくなるこの子でしたが、でも、たれよりもかれよりも、この子のおばあさんほど、この子をかわいがっているものはなく、この子をみると、なにもかもやりたくてやりたくて、いったいなにをやっていいのかわからなくなるくらいでした。それで、あるとき、おばあさんは、赤いびろうどで、この子にずきんをこしらえてやりました。すると、それがまたこの子によく似あうので、もうほかのものは、なんにもかぶらないと、きめてしまいました。そこで、この子は、赤ずきんちゃん、赤ずきんちゃん、とばかり、よばれるようになりました。
 ある日、おかあさんは、この子をよんでいいました。
「さあ、ちょいといらっしゃい、赤ずきんちゃん、ここにお菓子(かし)がひとつと、ぶどう酒(しゅ)がひとびんあります。これを赤ずきんちゃん、おばあさんのところへもっていらっしゃい。おばあさんは、ご病気でよわっていらっしゃるが、これをあげると、きっと元気になるでしょう。それでは、あつくならないうちにおでかけなさい。それから、そとへでたら気をつけて、おぎょうぎよくしてね、やたらに、しらない横道へかけだしていったりなんかしないのですよ。そんなことをして、ころびでもしたら、せっかくのびんはこわれるし、おばあさんにあげるものがなくなるからね。それから、おばあさんのおへやにはいったら、まず、おはようございます、をいうのをわすれずにね。はいると、いきなり、おへやの中をきょろきょろみまわしたりなんかしないでね。」
「そんなこと、あたし、ちゃんとよくしてみせてよ。」と、赤ずきんちゃんは、おかあさんにそういって、指きりしました。
 ところで、おばあさんのおうちは、村から半道はなれた森の中にありました。赤ずきんちゃんが森にはいりかけますと、おおかみがひょっこりでてきました。でも、赤ずきんちゃんは、おおかみって、どんなわるいけだものだかしりませんでしたから、べつだん、こわいともおもいませんでした。
「赤ずきんちゃん、こんちは。」と、おおかみはいいました。
「ありがとう、おおかみちゃん。」
「たいそうはやくから、どちらへ。」
「おばあちゃんのところへいくのよ。」
「前かけの下にもってるものは、なあに。」
「お菓子に、ぶどう酒。おばあさん、ご病気でよわっているでしょう。それでおみまいにもってってあげようとおもって、きのう、おうちで焼いたの。これでおばあさん、しっかりなさるわ。」
「おばあさんのおうちはどこさ、赤ずきんちゃん。」
「これからまた、八、九町(ちょう)もあるいてね、森のおくのおくで、大きなかしの木が、三ぼん立っている下のおうちよ。おうちのまわりに、くるみの生垣(いけがき)があるから、すぐわかるわ。」
 赤ずきんちゃんは、こうおしえました。
 おおかみは、心の中でかんがえていました。
「わかい、やわらかそうな小むすめ、こいつはあぶらがのって、おいしそうだ。ばあさまよりは、ずっとあじがよかろう。ついでにりょうほういっしょに、ぱっくりやるくふうがかんじんだ。」
 そこで、おおかみは、しばらくのあいだ、赤ずきんちゃんとならんであるきながら、道みちこう話しました。
「赤ずきんちゃん、まあ、そこらじゅうきれいに咲いている花をごらん。なんだって、ほうぼうながめてみないんだろうな。ほら、小鳥が、あんなにいい声で歌をうたっているのに、赤ずきんちゃん、なんだかまるできいていないようだなあ。学校へいくときのように、むやみと、せっせこ、せっせこと、あるいているんだなあ。そとは、森の中がこんなにあかるくてたのしいのに。」
 そういわれて、赤ずきんちゃんは、あおむいてみました。すると、お日さまの光が、木と木の茂った中からもれて、これが、そこでもここでも、たのしそうにダンスしていて、どの木にもどの木にも、きれいな花がいっぱい咲いているのが、目にはいりました。そこで、
「あたし、おばあさまに、げんきでいきおいのいいお花をさがして、花たばをこしらえて、もってってあげようや。するとおばあさん、きっとおよろこびになるわ。まだ朝はやいから、だいじょうぶ、時間までに行かれるでしょう。」
と、こうおもって、ついと横道から、その中へかけだしてはいって、森の中のいろいろの花をさがしました。そうして、ひとつ花をつむと、その先に、もっときれいなのがあるんじゃないか、という気がして、そのほうへかけて行きました。そうして、だんだん森のおくへおくへと、さそわれて行きました。
 ところが、このあいだに、すきをねらって、おおかみは、すたこらすたこら、おばあさんのおうちへかけていきました。そして、とんとん、戸をたたきました。
「おや、どなた。」
「赤ずきんちゃんよ。お菓子とぶどう酒を、おみまいにもって来たのよ。あけてちょうだい。」
「とっ手をおしておくれ。おばあさんはご病気でよわっていて、おきられないのだよ。」
 おおかみは、とっ手をおしました。戸は、ぼんとあきました。おおかみはすぐとはいっていって、なんにもいわずに、いきなりおばあさんのねているところへ行って、あんぐりひと口に、おばあさんをのみこみました。それから、おばあさんの着物を着て、おばあさんのずきんをかぶって、おばあさんのお床(とこ)にごろりと寝て、カーテンを引いておきました。

 赤ずきんちゃんは、でも、お花をあつめるのにむちゅうで、森じゅうかけまわっていました。そうして、もうあつめるだけあつめて、このうえ持ちきれないほどになったとき、おばあさんのことをおもいだして、またいつもの道にもどりました。おばあさんのうちへ来てみると、戸があいたままになっているので、へんだとおもいながら、中へはいりました。すると、なにかが、いつもとかわってみえたので、
「へんだわ、どうしたのでしょう。きょうはなんだか胸がわくわくして、きみのわるいこと。おばあさんのところへくれば、いつだってたのしいのに。」と、おもいながら、大きな声で、
「おはようございます。」
と、よんでみました。でも、おへんじはありませんでした。
 そこで、お床(とこ)のところへいって、カーテンをあけてみました。すると、そこにおばあさんは、横になっていましたが、ずきんをすっぽり目までさげて、なんだかいつもとようすがかわっていました。
「あら、おばあさん、なんて大きなお耳。」
「おまえの声が、よくきこえるようにさ。」
「あら、おばあさん、なんて大きなおめめ。」
「おまえのいるのが、よくみえるようにさ。」
「あら、おばあさん、なんて大きなおてて。」
「おまえが、よくつかめるようにさ。」
「でも、おばあさん、まあ、なんてきみのわるい大きなお口だこと。」
「おまえをたべるにいいようにさ。」
 こういうがはやいか、おおかみは、いきなり寝床からとびだして、かわいそうに、赤ずきんちゃんを、ただひと口に、あんぐりやってしまいました。

 これで、したたかおなかをふくらませると、おおかみはまた寝床にもぐって、ながながと寝そべって休みました。やがて、ものすごい音を立てて、いびきをかきだしました。
 ちょうどそのとき、かりうどがおもてを通りかかって、はてなと思って立ちどまりました。
「ばあさんが、すごいいびきで寝ているが、へんだな。どれ、なにかかわったことがあるんじゃないか、みてやらずばなるまい。」
 そこで、中へはいってみて、寝床のところへ行ってみますと、おおかみが横になっていました。
「ちきしょう、このばちあたりめが、とうとうみつけたぞ。ながいあいだ、きさまをさがしていたんだ。」
 そこで、かりうどは、すぐと鉄砲をむけました。とたんに、ふと、ことによると、おおかみのやつ、おばあさんをそのままのんでいるのかもしれないし、まだなかで、たすかっているのかもしれないぞ、とおもいつきました。そこで鉄砲をうつことはやめにして、そのかわり、はさみをだして、ねむっているおおかみのおなかを、じょきじょき切りはじめました。
 ふたはさみいれると、もう赤いずきんがちらと見えました。もうふたはさみいれると、女の子がとびだしてきて、
「まあ、あたし、どんなにびっくりしたでしょう。おおかみのおなかの中の、それはくらいったらなかったわ。」と、いいました。
 やがて、おばあさんも、まだ生きていて、はいだしてきました。もう、よわって虫の息になっていました。赤ずきんちゃんは、でも、さっそく、大きなごろた石を、えんやらえんやらはこんできて、おおかみのおなかのなかにいっぱい、つめました。やがて目がさめて、おおかみがとびだそうとしますと、石のおもみでへたばりました。
 さあ、三人は大よろこびです。かりうどは、おおかみの毛皮をはいで、うちへもってかえりました。おばあさんは、赤ずきんちゃんのもってきたお菓子をたべて、ぶどう酒をのみました。それで、すっかりげんきをとりかえしました。でも、赤ずきんちゃんは、(もうもう、二どと、森の中で横道にはいって、かけまわったりなんかやめましょう。おかあさんがいけないと、おっしゃったのですものね。)と、かんがえました。





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底本:「世界おとぎ文庫(グリム篇)森の小人」小峰書店
   1949(昭和24)年2月20日初版発行
   1949(昭和24)年12月30日4版発行
※原題の「ROTKPPCHEN」は、ファイル冒頭ではアクセント符号を略し、「ROTKAPPCHEN」としました。
※「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に基づいて、底本の表記をあらためました。
入力:大久保ゆう
校正:浅原庸子
2004年4月29日作成
2005年11月19日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。



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●表記について

•このファイルは W3C 勧告 XHTML1.1 にそった形式で作成されています。
•アクセント符号付きラテン文字は、画像化して埋め込みました。

コメント

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1 ■アメーバは出会いの場ではありません

あなたの書き込みにより、女性が迷惑しています。

うさちゃんだけでなく
レモン☆ケーキさん

もです。
アメーバは男女の出会いの場ではありません。
ガールフレンドまたは奥さんがほしいのならば
結婚相談所に登録されてはいかがですか?

女性は立場が弱いので、おなたの書き込みでノイローゼになりかけている方もみえます。
少しは相手に対して思いやりを持ってください。

2 ■Re:アメーバは出会いの場ではありません

>Superluminalさん
大変恐縮ですが、ほかの方のコメント返し、ならびにわたくしのブログにありますとおり、現在は上記の方々とは一切アクセスしておりません。ご安心下さいませ。

3 ■?(-.-)y-~

さっきまであった被害者のコメントを削除しちゃダメですよ

あの女性との事は私は知りませんが削除したら

貴方はもっと疑われるんですよ?

なぜ削除したんですか?

4 ■Re:?(-.-)y-~

>アスタロト(しばらくペタできませんm(__)m)さん
あの方は、ほかのアメンバーにも、妄想で個人情報を漏洩する重度の精神疾患者です。相手にすると却って逆効果になります。

5 ■無題

>いのまたなおひこ@日本大好き!除霊中さん

なら削除せずにほっておいたら良かったではありませんか?

貴方と過去に関係があり不快な思いをされたのは

事実らしいですからね

6 ■Re:無題

>アスタロト(しばらくペタできませんm(__)m)さん
わたくしもまた、かなり不愉快な思いを致しましたので。ご承知おき下さいませ。

7 ■(-.-)ノ⌒-~

>いのまたなおひこ@日本大好き!除霊中さん

貴方は今不愉快な思いをされたと書き込みしましたね

貴方の被害女性達は不愉快どころじゃなかったんですよ

貴方のコメを見ている私達も不愉快でした

はっきり言って怒りが爆発しているんです!!!

よくそんな事が言えましたね

8 ■アメーバで女性に出会いを求めないで下さい

あなたに言い分はあるかもしれませんが

被害に会われた女性は大変な心労を負っています。

なんでもいいですから、女性に出会いをせまらないでください。

9 ■Re:(-.-)ノ⌒-~

>アスタロト(しばらくペタできませんm(__)m)さん
お手数をおかけいたしました。
基本となった最初のお話は誤解です。
わたくしが今まで得てきた知識と経験をすべて捧げる。つまるところ、わたくしではもう年齢的に厳しいから伝授したい。という、意味合いでした。しかし彼女はそうはとらなかった。
個人情報をお伝えしたのはあくまでもわたくしの「義」です。教えてほしいとは一切思っていません。その気になれば簡単に調べられるからでもあります。でもそれは『卑怯』なこと。
本意は、彼女とわたくしはほぼ同意見です。
しかしながら徐々にその意見の食い違いが拡大し、彼女の社会経験のなさと誇りがわたくしのそれとあいまみえて【ストーカー】という言葉が次第に独り歩きしてゆきました。
非常に残念です。もちろんわたくしにその意思はございませんから、戦いざるを得なかったわけです。読者の方々もそうでしょうが、わたくしもそれ以上に不愉快でした。
それゆえ、自らロープを使う決意をしました。
解釈はいろいろございましょうが、結果的には罪を認めた、ということになるわけで、現在も生き恥を曝し続けている塩梅です。

10 ■Re:アメーバで女性に出会いを求めないで下さい

>Superluminalさん
わたくしは女性のブロガーさんたちに配慮が足りなかったことは認めます。
ただ、『理想論』を展開した事実は認めます。
今後、そのようなつもりは一切ございませんが。

11 ■まだ言いますか!!!

>いのまたなおひこ@日本大好き!除霊中さん

最初から貴方と彼女の本意は同意見ではなかった事は明白です

ですから意見等に違いが出るのは当然です

それに社会経験とおっしゃいますが聡明な彼女ですからそこらの社会経験がある者よりしっかりしています

それに貴方の戦いとは女性のコメ欄にエロ画像を張ったりする事が戦いなんですか?(-.-)y-~

12 ■私の事を馬鹿にしている。

私はいのまたさんとミクシーで知り合いまして、「寂しい今から自○するから」と日記に書いてあったので私は止める為に電話を掛けました。
もちろん、いのまたさん方が勝手に頼みもしないのに
私に電話番号と住所と本名を送りつけて来たんです。
それから半年間も毎日電話を掛けられていました。途中で私の年齢を知ると「乳母さん」「デリヘルで働け」「2号さんにしかしない」と言われました、プレゼントも私はいらないと言うのに送って来ました。

私を傷つけた事は悪くないというんですね?。

13 ■ブログ閉鎖しなさい

みんなから非難受けて恥ずかしくないのですか?

女性を馬鹿にして・・・

保守・左翼・反日以前に人間としてどうかと思います。

修身・斉家・治国・平天下

といいます。
自分の身を正しくすることもできなくて、天下を語ることはできません。

14 ■あきれました

アメブロだけでなくミクシィー等あちこちのネットで同様の行為をしてるんですね~

寂しくありませんよね

有名人のようですから

15 ■Re:あきれました

>アスタロト(しばらくペタできませんm(__)m)さん
あなた様には書を以って謝罪したく思います。
もう喧嘩ごとは致したくございませんし、わたくしの一方的な非は認め、これを撤回し、深く陳謝いたします。[mixi]の件はさておき、この一件についてはご迷惑をお掛け致しましたことを、深く謝罪致します。

16 ■Re:ブログ閉鎖しなさい

>Superluminalさん
るりびたき。飼育は大変ですが、よい声ですね。
もう、わたくしからの争いごとを起こし事をやめますと同時に、今までのご厄介を深く陳謝します。
あまり申し上げたくはないのですが、わたくしは障害者3級の手帳も持っており、情緒不安定であります。これを言い訳にはしたくはありませんが、今後は、よく心得ます。

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