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◆報知新聞社後援 ワールドプレミアムボクシング ▽WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 ○ガマリエル・ディアス(判定3―0)粟生隆寛●(27日、東京・東京国際フォーラム ホールA) WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(28)=帝拳=が0―3の判定で敗れ、4度目の防衛に失敗した。挑戦者の同級4位ガマリエル・ディアス(31)=メキシコ=に序盤から主導権を握られる展開。3回にはバッティングで左眉をカット。流血するアクシデントも重なり最後まで劣勢を、はね返すことはできなかった。粟生の戦績は23勝(10KO)3敗1分け。新王者のディアスは48戦37勝(17KO)9敗2分け。国内の現役男子世界王者は5人となった。
悪い夢だ。試合終了のゴングが鳴り、粟生がうつむくと左眉の傷から大量の血がキャンバスにしたたり落ちた。0―3の判定負け。歓喜するディアスを力なく眺めていた。「自分の力が足りなかった」。現実を受け入れられないかのように表情が消えていた。
上体の柔らかさで相手のパンチをことごとくかわしてきた王者が、初回からたやすく顔面にパンチを浴びた。荒々しく攻める挑戦者の圧力にのまれた。3回に偶然のバッティングで左眉を切った。人生初のカット。流血が止まらない。「血が目に入り、『焦ってない』と自分に言い聞かせていたけど、片方の目しか見えないのはこうも違うのか…」。距離感、そして冷静さも失っていった。
挑戦者が2度減点されても公開採点は4、8回は1―2でリードを許し、最後は0―3の判定。「手と気持ちのバランスがあってなかった」となす術(すべ)なく、ディアスの軍門に下った。
帝拳ジムの本田明彦会長(65)は「体に力が入らない、ひどい状態で練習していたから予想通り。こんなに調子に幅があるなら、世界王者の資格はない」と切り捨てた。10月上旬、精彩を欠き続ける粟生を見かね「試合をキャンセルする」と通告した。粟生は「頑張るのでやらせて下さい」と泣きながら懇願した。
約12キロに及ぶ減量は最大の敵とされていた。専属ドクターの定期検診や特製減量食の採用。期間も1か月から2か月に延ばすなど対策は施してきたが、同会長は「不調の原因が分からないから試合を決めるのが怖い」と粟生の現役続行まで白紙とした。
粟生は自分を鼓舞するように試合前に“不慣れ”なKO宣言までぶち上げたが、WBA同級王者・内山高志(32)=ワタナベ=との統一戦どころか、虎の子のベルトまで失った。「一から出直したいですけど、相談しないと…」。完敗とはいえ、技量はまだ世界レベルに変わりない。天才と呼ばれた男は正念場を迎えた。
◆粟生 隆寛(あおう・たかひろ)1984年4月6日、千葉市生まれ。28歳。習志野高で高校6冠を達成。03年9月にプロデビュー。07年3月に日本フェザー級王座を獲得(3度防衛)。08年10月、WBC世界同級王者オスカー・ラリオス(メキシコ)に挑戦し判定負けしたが、09年3月の再戦に勝ち王座奪取に成功。初防衛戦に敗れ王座陥落するが、10年11月、WBC世界スーパーフェザー級王者タイベルト(ドイツ)を判定で下し、2階級制覇に成功。身長169センチの左ボクサーファイター。独身。
(2012年10月28日06時02分 スポーツ報知)
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