沖縄 米兵レイプ事件 田母神元幕僚長ツイッター炎上
【政治・経済】
「人間のクズだ」「アメリカ軍を擁護する人が自衛隊のトップだったとは世も末」――。元航空幕僚長で、軍事評論家の田母神俊雄氏(64)のツイッターが大炎上だ。
問題になったのは19日のツイッター。田母神氏が、米兵による沖縄の女性強姦致傷事件について、〈テレビが連日米兵の危険性を訴えるが、この事件が起きたのは朝の4時だそうです。平成7年の女子高生暴行事件も朝の4時だったそうです。朝の4時ごろに街中をうろうろしている女性や女子高生は何をやっていたのでしょうか〉とつぶやいたのだ。
まるで女性側に非があるかのような仰天発言に「セカンドレイプ」との批判コメントが殺到。しかも、田母神氏の発言は、事実誤認だらけ。平成7年の被害者は女子高生ではなく「小学生」だったし、時間も朝の4時ではなく「午後8時」だったから、さらに「デマ発言」と大炎上。怒りのリツイートは24日までで、7000件近くに達した。
幕僚長時代に日本の侵略戦争を否定する論文を公表したことといい、今回の件といい、ホント、懲りない人だが、意外にも一部のマニアには人気だという。
「田母神さんは、09年に個人事務所を設立し、『国家論』『国防論』の専門家として、全国で講演活動を行っています。講演の冒頭で『私が危険人物の田母神です』とジョークを飛ばすなどツカミもうまく大盛況。一会場で300人を超える聴衆が入る時もあります。講演料が1回5万~10万円だとしても、講演料収入で軽く年間数百万円を稼いでいるのではないか」(事情通)
「暴言」元自衛官の講演が大人気とは……。