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経済
CD市場、14年ぶり前年上回る勢い 人気アーティストの新作牽引 ただし一過性?
オリコンの葛城博子編集長は「Mr.Childrenや桑田佳祐、コブクロ、AKB48、EXILEなど大物アーティストの新作が、ユーザーの購買意欲を喚起した」とみる。
また、AKB48の握手券に代表されるグッズなどの特典を付けた限定盤や、音質を向上した高音質CDなどの付加価値商品も購買層を拡大。ネット配信にはない商品展開も奏功した。
10月以降もAKB48、いきものがかり、EXILEの新作の発売が予定されており、年間生産数が14年ぶりに前年を上回る可能性が高まっている。
業界では、音楽などを無許可でダウンロードした場合に刑事罰が科される改正著作権法が10月に施行されたことも追い風になるとみている。
ただ、同協会は「今年の市場拡大はヒット作に恵まれていたためで、継続的な回復は難しい」と慎重な見方を崩していない。「特効薬的なものはない。消費者が欲しくなるような付加価値商品の安定的な供給や、業界全体でのCD販促活動などを地道に取り組むしかない」と話している。
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