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経済
様変わり「うまいコメ」の勢力図 北海道や九州の新銘柄台頭 旧来ブランド米も巻き返し
消費者にも新銘柄は浸透している。景気低迷で自炊が増えたことに加え、高性能炊飯器の普及がコメのうまさに対するこだわりを喚起し、「旧来のブランド米より、さまざまな産地や銘柄を試したいという顧客が増えている」(米穀店の亀太商店)という。
旧来のブランド米も巻き返しに乗り出している。秋田県はコメの成分分析装置を導入し、栽培条件との関係を調査、生産指導に生かす。新潟県は出版社と連携し、30日に首都圏在住の20~30代女性を招いた試食イベントを都内で開催する。イベントを通じ、「新潟産米への流れを引き戻し、他銘柄の追随を許さない地位を確立する」(同県)と意気込んでいる。(佐久間修志)
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食味ランキング 日本穀物検定協会が実施するコメの食味試験の結果。複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米に、審査員が味や香り、外観などを総合的に審査。基準米並みなら「Aダッシュ」、優れていれば「A」、最高評価は「特A」となる。昭和46年産米から公表されている。
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