日本版二十四節気:俳句界などの反発で解説作りに方針転換

毎日新聞 2012年09月27日 10時31分(最終更新 09月27日 12時41分)

 二十四節気発祥の地・黄河中流域は大陸性気候で、海洋性気候の日本より早く季節が変わる。気象庁の前田修平エルニーニョ情報管理官の解析によると、日本の東北は同緯度の黄河中流域と比べ、季節の変化の始まりが半月〜1カ月遅い。立春が日本では真冬の2月4日ごろ、立秋が真夏の8月8日ごろとなっているのはこのためだ。

 そこで協会は昨年、名称を変更したり、時期をずらしたりすることも視野に入れ、日本版を作成するとホームページなどで公表した。すると一般からも「二十四節気は日本の農業とも密接に関わっている」と電話がかかるなど批判が殺到。これを受け、二十四節気それぞれに簡潔な解説を付ける方向に転換した。例えば草木が天地に満ち始める時期とされている小満に「若葉の季節」と言い添えることなどを想定している。

 一方で「季節のことば」の公募を開始。例として、菜の花が咲く頃の春雨「菜種梅雨」などが挙げられるという。

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