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栃木 ミヤコタナゴ生息確認できず10月26日 16時14分
国の天然記念物に指定されている淡水魚の「ミヤコタナゴ」の保護区となっている栃木県大田原市の水路で、ミヤコタナゴの生息を確認する調査が行われました。
ミヤコタナゴは絶滅のおそれが高いコイ科の淡水魚で、今では関東地方の一部でしか生息が確認されていません。
大田原市羽田地区の農業用水路や周辺の沼などは、ミヤコタナゴの保護区に指定されていて、環境省が、毎年、生息数を調査していますが、平成14年から10年間、生息が確認されていません。
26日の調査には、栃木県水産試験場の担当者や地元の保存会の人など10人が参加し、用水路の流れの中に餌を入れた容器を50個余り沈めて中に入った魚を調べましたが、ドジョウなどがかかっただけで、ことしもミヤコタナゴは確認されませんでした。
栃木県自然環境課の墨谷祐子主査は「11年連続で見つからず、残念です。環境省や地元の人たちと協議し、ミヤコタナゴが生息しやすい環境を整備していきたい」と話していました。
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