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福島 災害対応ロボット展示会
10月26日 18時47分

東日本大震災と原発事故からの復興の取り組みの1つとしてロボット産業の誘致を目指している福島県南相馬市で、災害復旧の現場などで使われている最新ロボットの展示会が開かれました。

南相馬市は復興の取り組みの1つとしてロボット関連の企業や研究機関などの誘致を目指していて、この展示会は、地元の製造業の企業などと協力して開きました。
展示会には、国内外から企業5社と2つの大学が参加し、災害現場で逃げ遅れた人を遠隔操作で救助するロボットや、空気圧を利用して身につけた人が数十キロの物を軽々と持ち上げられるようになるロボットスーツなど、最新の技術が紹介されました。
また、事故のあと福島第一原子力発電所で放射線量の測定などに使われているロボットと同じ型のものも展示され、遠隔操作で動く様子が披露されていました。
南相馬市は、ロボット産業の誘致を実現し、地元の関連企業の参入も促しながら将来的に地域の基幹産業に育てたいとしています。
地元の企業などで作る南相馬ロボット産業協議会の佐藤則夫会長は「新しい挑戦なので、われわれだけでは大変なこともありますが、大学関係者にも協力してもらい、地元を災害対応ロボットの基地にしていきたい」と話していました。

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