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<フィギュア>5位発進の鈴木「仕上がり遅いが手応え」

毎日新聞 10月27日(土)10時19分配信

<フィギュア>5位発進の鈴木「仕上がり遅いが手応え」
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SP5位となった鈴木明子の演技=AP

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦のスケートカナダで、SP5位発進となった鈴木明子。シリーズ昨季は世界選手権で初めてメダルを獲得して充実したシーズンだった鈴木は出遅れにも表情は穏やかだ。「昨季に比べて仕上がりは遅い。よくなっている手応えはある」と、結果を受け入れた。

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 課題だったジャンプがうまくいかず「ようやくこちらに来て形になってきた」。冒頭の3回転トーループの連続ジャンプでは回転が足りず、続く3回転ルッツも間違ったエッジで踏み切ったと判定された。この失敗で得点が伸びなかった。

 今季からSPでは映画「キル・ビル」の音楽をかけている。持ち前の豊かな表現力で激しい曲調にも乗って「最初のミスは仕方ないと思って引きずらずに楽しく演技ができた」と鈴木。自らが演じたいと要望した「強くてワイルドな女性」のイメージは出ていた。

 まだシーズンは始まったばかりでプログラムは磨き切れていない。鈴木も「ジャンプが不安定で、気持ちがそっちに行かなかった」と自覚している。それでも現時点での最善は尽くした。シーズンが進めば巻き返せると思えるから気持ちにも余裕がある。【小坂大】

 ◇村上「落ち着いて滑れた」

 SP4位の村上佳菜子は、演技を終えて安堵(あんど)の笑みを見せ、「落ち着いて滑ることができた」と振り返った。

 ゆったりとした曲に乗りステップやスピンでは最高難度のレベル4も得た。しかし、3回転の連続ジャンプは回転が足りず、3回転フリップも両足で着氷して減点されて「そんなに悪くなかった。点数が出なかったのは悔しいけど不安はない」と話した。

 昨季はスケート靴が合わずに苦しんだ。「靴のことは靴屋で修理しないといけない。ジャンプは、たくさん練習すれば自分で改善できる」と村上。昨季より表情にゆとりがあり、気持ちも前向きだった。

最終更新:10月27日(土)11時17分

毎日新聞

 

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