PSYCHO-PASS サイコパス・第3話
二回の事件への出動を経て執行官とうまくやって行けそうと思った朱。しかし仕事場の人間関係なんてそんな簡単なもんじゃないだろう。新人だから仕方ないけど。
今回の事件は八王子ドローン工場で起きている死亡事故の件。この一年でドローンによって殺される事件が今回で3件も起きている。今回また発生したので刑事課が事件性について捜査する事になった。刑事課の係員はみなこれは殺人事件だろうと踏んでいるが、八王子ドローン工場の全従業員の定期検査結果はグリーン。難関なのは現場がハッキングを防ぐ為に外界のネットワークからは完全に遮断されている点。ドミネーターによる詳細な検査が出来ないのだ。
工場の責任者は宜野座達に対して存分に捜査して下さい、必要な協力はしますと言うものの、工員を外に連れ出すのには同意しない。だから詳細調査が行えない。それにしてもずっと外に出られないのはストレスがたまるだろうと言う話になったちょうどその時、事件は起きた。
ある一人の工員、金原が他の工員からいじめを受けている。これで他の工員はストレスが溜まらず、犯罪係数が上がらない(あんな事して上がらないのか?)。こう言う対象になっている工員は常に一人居て、入れ替わっているらしい。
これらの事を打ち合わせしている場で話を主導しているのは征陸。やっぱり執行官とは言っても征陸がベテラン刑事と言う事なのだろうか。だが、征陸が話を続けた所で宜野座が激しく非難。宜野座、随分感情的になるんだな。
執行官達の犯人をいぶり出す作戦に宜野座は全く乗り気ではなかった。論理的に導き出せない犯人捜しは宜しくないと言うスタンスだ。しかし、朱は執行官達の言い分に理がありそうな気がした。朱も状況証拠からはその線に何かがありそうだと思ったのだ。それを言う朱を宜野座は敢えては止めない。経験から学ぶしかないと思ったのか。ところで朱はここでうっかり征陸と何かあったのかと宜野座にストレートに聞いてしまう。
これは縢に言わせれば「虎の尾を踏んだ」行為だった様だ。
でも宜野座は激昂はしなかったね。
さて、対象をゆさぶっていぶりだしを行う作戦。外からケーブルを引っ張って、ロビーぐらいまでは通信が可能にする。そして金原に対して「言葉巧みに」そこまで誘いだそうと言う予定だったが、つかつかと金原に寄って行った狡噛はとんでもない暴言と暴力を浴びせかけた。
驚く朱だったが、狡噛はおかまいなしに続ける。とうとう金原は本性を現す。ドローンを操作して狡噛達に襲いかかって来た。しかしそれを楽しむかの様な狡噛の目。
派手に工場内を逃げ回ってロビーに金原を誘い出し、ケーブルによって外部のネットと直結したドミネーターを向ける。ドミネーターって犯罪係数の高い人間を気絶させたり処分したりするだけの銃じゃないんだ。その本気の破壊力は襲いかかって来たドローンをも吹き飛ばす。
三件目の事件処理、朱は今度は何を学んだか。
執行官達と「うまくやって行けそう」は自分の思い込みだったと思ったろうか。