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政治
復興予算の適正化、岩手知事に伝達 野田首相、仮説住宅を訪問
2012.10.27 18:36
野田佳彦首相は27日、東日本大震災からの復興状況を視察するため岩手県を訪れ、山田町の仮説住宅で入居者らと意見交換した。首相は達増拓也知事とも県庁で会談し、復興予算が被災地とかけ離れた事業に使われている問題について、「被災地の復旧・復興が最優先との方針で対応していく」と述べ、予算使途の適正化を図る考えを伝えた。
首相は、26日に決定した緊急経済対策の中で、被災した中小企業の再建を支援する「グループ補助金」を801億円増額したことを強調。達増氏は、被災者の生活再建など27項目の要望書を手渡し、一層の支援を求めた。
首相は宮古市の商店街も視察し、震災2日後に営業を再開した洋品店で「がんばろう」の意の方言「がんばっつお!」とプリントされたTシャツをプレゼントされた。酒店で日本酒を購入した際、代金3千円に3万円を出す一幕もあった。
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