iPS細胞にまつわる大ウソをついていた自称「ハーバード大客員講師」の森口尚史氏(48)。サラリーマンとしては「あの手の人にだまされないようにしないと」と思うところだが、森口氏ほどひどくなくても、我々の周りにはすぐバレるようなウソを平気でつく人たちがいる。職場で、取引先で、飲み屋で…。もはや笑って許すしかないこんなウソつきがアナタのそばにいませんか?
【職場編】
そりゃあ、やっぱり「すごい人なのかな」と思いましたよ。だって「君が担当してるアレ、ずいぶん改良されたじゃないか。俺が開発したときは…」っていう話が最初でしたからね。あの食品はウチの主力でしょ? それを開発したっていうんだから驚きましたよ。
話をされた場所?もちろん、喫煙所です。あの人の“定位置”(笑い)。ポマードつけてパッと見は“デキそう”な感じだし、40代後半なのに比較的若づくりだし、僕みたいな若造は信じちゃいますよ。
「アレのキモは塩なんだ。探すのに5年かかった」とか「1万回試食を繰り返した」とか「パッケージができてから俺が『こんなんじゃ売れねーぞ!』ってキレて殴り合いだった。これがそのときの傷でさ」とかってドヤ顔で腕を見せてくるんですもん。「お前が給料もらってるのも俺のおかげだろうな」とも言ってましたから。
で、その商品を担当している僕は打ち合わせの席で喫煙所の話を出したんです。そしたら、5コ上の先輩が「また出た」で大爆笑。どうやら、若いヤツをつかまえると毎回その話をするらしく、まったくのデタラメだっていうんです。一度、開発チームに入ったのに、あまりに使えなくて上司と殴り合いのケンカして、以来、ず~っと干されてるんだとか。傷はそのときつくったって。
そりゃそうですよね。ウチの主力商品を開発したのにいい年して平社員なのは言われてみればおかしい。ホント、真面目に聞いて損しましたよ。
(27歳・食品メーカー)
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