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　ドラフト一夜明けの２６日、中日を騒然とさせる“事件”が起こった。中日が３位で指名した古本武尊外野手（２１＝龍谷大）が学生時代に未成年で飲酒運転をしていたことが発覚したのだ。

　発端はインターネット掲示板「２ちゃんねる」。この日の夕方に「中日ドラ３古本が飲酒運転」とのスレッドが突然立ち、会員制交流サイト「ｍｉｘｉ（ミクシィ）」で古本と思われる人物の過去の日記が張り付けられた。

「飲み」の題名で書かれたその日記には「昨日は久々地元のやつと飲んだ（中略）全然飲酒運転で寮まで帰ってそっからドンキ行ってお酒買って朝まで飲んだー」と飲酒運転の事実を堂々と告白。日付は２０１０年８月。これが事実なら１９歳の未成年での飲酒となる。球団職員がネットでたまたま発見し、フロントがすぐさまスカウトを通して大学側に確認するなど慌ただしい動きになった。

　その結果は、全て事実。ただし、運転していたのは自転車だった。すでに学校側は事実を把握しており、厳重注意を与えた上で反省文を書かせるなど学内処分を終えていた。佐藤球団代表は「すでに大学側が処分している。軽率ではあるけれども強く非難されるものではない。契約を結ぶことに影響はない」とする一方で「何もしないのはあり得ない。社会のルールは守らないといけない。スポーツマンらしくしなければいけない」と古本に厳しくお灸をすえるつもりでいる。

　古本にすれば過去の失敗をほじくり返された騒動。ケチのついたプロスタートとなってしまった。