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【芸能・社会】

若松監督偲び800人 東京・青山で通夜

2012年10月24日 紙面から

若松孝二監督の遺影が飾られた祭壇=東京・青山葬儀所で(稲岡悟撮影)

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 交通事故に遭い、多発外傷のため17日に76歳で亡くなった映画監督、若松孝二さんの通夜が23日、東京・青山葬儀所で営まれた。そぼ降る雨の中、奥田瑛二(62)、佐野史郎(57)、高岡蒼佑(30)、内田裕也(72)ら約800人が参列し、その死を悼んだ。

 祭壇は、若松さんが好きな色だった黄色のバラとカーネーション約3000本で波形に飾られ、中央に若松さんの遺影。若松さんが好んだ母の胎内、子宮に抱かれたイメージだという。遺影は今春公開された映画「海燕ホテル・ブルー」のロケ先の伊豆大島で、昨年5月に撮影された。

 若松さんの遺作「千年の愉楽」(来年3月公開予定)に出演した高岡は報道陣の取材に、「一人で戦ってるヤツだと面白がって使ってくれた。親父のような温かさがあった。『お前は大丈夫』といつもほめてくれた。役者として頑張って恩返ししたい」と話した。内田は「こんなに早く死んでバカヤロー!」。

 山本晋也監督(73)は「ピンク映画の監督に、若松さんが自分を推薦してくれた。だから監督になれた。それを15年後ぐらいに人から聞いて知った。死んだという実感がまだわかなくて」と肩を落とした。

 告別式は24日午前10時半から同所で。俳優の井浦新(38)が弔辞を読む。

 

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