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【芸能・社会】若松孝二さん告別式に約600人参列2012年10月25日 紙面から 交通事故に遭い、多発外傷のため76歳で急逝した映画監督、若松孝二さんの葬儀・告別式が24日、東京・青山葬儀所で営まれた。若松作品におなじみの寺島しのぶ(39)や井浦新(38)、遺作「千年の愉楽」(来年3月公開予定)に出演した高良健吾(24)ら約600人が参列。若松監督の遺志に従い、盛大な拍手で旅立つ監督を見送った。 弔辞に立った井浦は、監督が事故に遭った12日に、直前まで数人で監督を囲み、酒を飲んでいたことを明かした。「見送った数分後に事故に遭われ、痛かったでしょう。ギリギリまで監督は心躍らせながら、笑顔で歩かれてたんですよね」と涙ぐんだ。 井浦は報道陣の取材に最後の夜について「何本もあるこれから作りたい映画の話を楽しそうにしてくれた。終始笑顔で楽しそうで、ここ最近見ないくらいの情熱ぶりでした」と振り返った。 一方、目を泣きはらした寺島は、監督の死を聞いた際のことを「放心状態でした」と言い、再び涙、涙。「キャタピラー」に主演し、ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞を獲得したが「賞は監督のものだと思ってます」。お礼にと監督に贈ったジャケットは棺の中に。「いろいろ教えていただいたことをちゃんと生かし、監督をビックリさせられる芝居を心がけたい」と誓いを新たにしていた。 出棺の際、監督の三女・尾崎宗子さんは親族と若松プロを代表してあいさつ。「沖縄戦、731部隊、東電、白虎隊など、いくつも映画の企画を持っていた」と明かし、「俺が死んでもメソメソしみったれるんじゃないぞと言っていたので、全力疾走した監督を拍手でお送りいただければ」と頭を下げた。参列者はこれに応え、最後の別れに力強い拍手を送った。 PR情報
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