国民的アイドルグループ「AKB48」の正規メンバー・光宗薫(19)が“電撃脱退”。AKB本体のみならず、姉妹グループ「NMB48」「HKT48」からも脱退者が相次ぐなか、加入後から“スーパー研究生”として大きな注目を浴びてきた光宗に一体、何があったのか――。
光宗は8月、AKBの東京ドーム公演を3日間とも体調不良で欠席。今月8日の出演映画「劇場版 私立バカレア高校」のプレミア試写会、12日の先行上映会、20日の大ヒット舞台あいさつも欠席した。
さらに、13、14日の握手会イベント、21日の握手会も体調不良で欠席。実に2か月間も姿を見せていなかっただけに、ファンからも「脱退するのではないか?」という声が噴出していた。
ただ、来月からのAKB新体制では、チームKへの昇格が決定済みで、11月には初主演映画「女子カメラ」の公開も控えているだけに、今回の脱退が与える影響は大きい。
なぜAKBを脱退するに至ったのか? 芸能プロ関係者がその裏事情を明かす。
「“体調不良”は事実です。今は家で静養中。なんとか回復するのを待っていたのですが、まだファンやマスコミの前に出られる状態ではない。運営サイドは『まだ休んでいても構わない。体調が良くなってから復帰すればいい』と必死に引き留めたようですが、それでも本人は『このまま続けていても迷惑をかけてしまうし、申し訳ない。どうしても辞めたいです』と意志は固かった。それで“辞退”という形になったんです」
光宗は昨年9月、AKBの13期研究生として加入。劇場デビュー前から単独で雑誌のグラビアデビューを飾り、TBS系ドラマ「ATARU」への出演や先の主演映画などで“スーパー研究生”として注目されてきた。
一見、辞退する理由はないように思えるが、ある事情通は内情を語る。
「彼女は精神的に弱いところがあって、実は加入前に引きこもりのような時期もありました。AKBに入って、急に注目を浴びたせいなのか、プレッシャーに耐えられなくなって、これまで何度も『辞めたい』と漏らしていた。ストレスで食べ物が喉を通らなかったり、逆に食べ過ぎてしまうこともあったようです」
また、ある芸能プロスタッフは、6月の「AKB選抜総選挙」の“惨敗”も、脱退を決意させた要因だと指摘する。
「彼女はどんなに頑張っても『ゴリ推し』という“アンチ”の声があって悩んでいました。だからこそ、ファンの声が反映される選挙が気持ちを支える賭けだったみたい。ただ、結果は“圏外”で64位以内にも入れなかった。しかもアンチからは『ざまあみろ』など心ない声も受けて…。何日も号泣していました」
光宗は昨年3月の「神戸コレクションモデルオーディション2011」でグランプリを獲得後、モデルの道には進まず、AKB研究生を選んだ。
脱退後の進路は「本人は芸能活動を続けたいようで、AKBサイドも可能な限りバックアップを約束しているそうです。ただ、具体的なことはまだ白紙です」(前出の芸能プロスタッフ)。
AKBグループからの脱退者が相次いでいるだけに、今回の“スーパー研究生”の脱退は、さらに大きな波紋を広げそうだ。
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