アメリカのアーミテージ元国務副長官は、尖閣諸島の領有権問題で中国は「日米関係にくさびを打ち込もうとしている」という考えを示しました。
アーミテージ元国務副長官:「中国は、さまざまな理由から日米関係にくさびを打とうとしている。そのようなことは米国のどの政権も許すはずがない」
来日中のアーミテージ氏は、アジア戦略をテーマにした討論会に出席し、有事の際には、日米安全保障条約に基づいて日本を守ると強調しました。また、一緒に出席したナイ元国防次官補は、尖閣諸島を巡る一連の問題で「アメリカは中立ではない」と日本を支持する考えを示しました。公式な外交ルートではなく、ベテランの元政府高官を仲介役として派遣したことで、オバマ政権はこれ以上の日中関係の悪化を防ぐ狙いがあるとみられます。