反日デモ被害の日系デパート「平和堂」が営業再開(10/27 11:50)

 先月に起きた中国の反日デモで襲撃されて略奪などの被害を受けた日系のデパート「平和堂」が27日、約1カ月半ぶりに営業を再開しました。

 日本時間の午前10時の開店は混乱もなく、店の周囲も特に厳戒態勢は敷かれていません。中国の湖南省にある平和堂の3つの店舗では先月、暴徒化したデモ隊が店内を破壊したり、商品を略奪したりしました。被害は35億円に上ります。平和堂は約1万人の雇用を生み出していて、地元からは早期の再開を求める声が上がっていました。
 平和堂1号店・東店長:「涙が出るのをこらえて、皆さんの頑張りを見てきました。きょう、頑張って楽しく、そして笑顔のあるお店になるようお客さまをお迎えしましょう」
 一方、ネット上には「店に火をつける」といった書き込みが見られたため、私服警察官100人余りが店内で警戒し、平和堂も大々的なイベントを控えました。
 中国人従業員:「再開に向けて頑張ろうという気持ちでいっぱい。平和堂のサービスをより良くしたい」

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