2037年10月27日 (火)
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・沖縄の防衛に関する県民意識調査 質問項目
・調査の実施方法について
質問1.沖縄独立について
質問2.日米同盟について
質問3.米軍基地について
(1)将来的に米軍基地を撤去する条件
(2)基地を縮小してほしい理由
(3)なぜ「基地は撤去したほうがよい」と思うのか?
(4)米兵の犯罪や基地騒音被害について、どう考えているか
(5)米軍基地の是非について、簡単に二者択一で答えられない複雑な背景
(6)基地がなくなったら困る、その理由は?
(7)質問の仕方によって、答え方も変わる
質問4.自衛隊の防衛力について
質問5.憲法改正について
・沖縄の防衛に関する県民意識調査 質問項目
・調査の実施方法について
質問1.沖縄独立について
質問2.日米同盟について
質問3.米軍基地について
(1)将来的に米軍基地を撤去する条件
(2)基地を縮小してほしい理由
(3)なぜ「基地は撤去したほうがよい」と思うのか?
(4)米兵の犯罪や基地騒音被害について、どう考えているか
(5)米軍基地の是非について、簡単に二者択一で答えられない複雑な背景
(6)基地がなくなったら困る、その理由は?
(7)質問の仕方によって、答え方も変わる
質問4.自衛隊の防衛力について
質問5.憲法改正について
2012年10月27日 (土)
5.憲法改正について
きちんと防衛ができるように、憲法を改正すべきだと思いますか?(複数回答可)
A 改正に賛成 55%
B 憲法の解釈変更で防衛 31%
C 改正反対 9%
D わからない・無回答 4%

<調査結果> (単位 %)
<調査結果から>
「憲法解釈で防衛できるようにすべき」という31%の方々は、基本的に憲法改正には反対もしくは避けたいと考えていた。
したがって、「憲法改正反対」は9%という結果が出ているが、
事実上の「反対意見」は、「憲法解釈で防衛すべき」の31%を合わせた40%と考えられる。
「憲法改正賛成」の理由としては
・専守防衛では、いざという時に国民を守れない
・自国の防衛は自国で行えるようにすべき
・現行憲法のままでは、防衛は難しいと思う
であった。
「憲法改正反対」の理由としては、大半が「憲法を改正したら戦争になる」という回答であった。
少数意見として「憲法で歯止めをかけないと、自衛隊が勝手に戦争を始める」という回答もあった。
憲法改正の人も、反対の人も、多くの人がその理由として、共通して「やられたらやりかえすでは、戦争になる」という同じ理由を挙げていた。
「憲法を改正することで、<やられたらやり返す>という状況を避けられる」と考える人が賛成し、
「憲法を改正すると、<やられたらやり返す>という状態になる」と考える人が、改正に反対していた。
きちんと防衛ができるように、憲法を改正すべきだと思いますか?(複数回答可)
A 改正に賛成 55%
B 憲法の解釈変更で防衛 31%
C 改正反対 9%
D わからない・無回答 4%
<調査結果> (単位 %)
A | B | C | D | D | |
---|---|---|---|---|---|
地域 | 賛成 | 改正&憲法解釈変更 | 憲法解釈変更 | 反対 | 不明・無回答 |
名護以北 | 43 | 3 | 38 | 13 | 4 |
宜野座・金武・恩納 | 61 | 0 | 23 | 7 | 9 |
沖縄 | 59 | 3 | 26 | 6 | 6 |
うるま | 65 | 1 | 23 | 8 | 3 |
読谷・嘉手納・北谷 北中城・中城 | 50 | 0 | 42 | 7 | 1 |
宜野湾 | 52 | 3 | 42 | 7 | 1 |
浦添・西原 | 50 | 2 | 36 | 10 | 3 |
那覇 | 50 | 3 | 32 | 12 | 3 |
糸満 | 46 | 2 | 44 | 6 | 2 |
南部 | 49 | 3 | 35 | 8 | 6 |
先島 | 74 | 3 | 8 | 9 | 6 |
総計 | 53 | 2 | 31 | 9 | 4 |
普天間 | 51 | 4 | 39 | 6 | 0 |
辺野古 | 78 | 0 | 13 | 4 | 4 |
<調査結果から>
「憲法解釈で防衛できるようにすべき」という31%の方々は、基本的に憲法改正には反対もしくは避けたいと考えていた。
したがって、「憲法改正反対」は9%という結果が出ているが、
事実上の「反対意見」は、「憲法解釈で防衛すべき」の31%を合わせた40%と考えられる。
「憲法改正賛成」の理由としては
・専守防衛では、いざという時に国民を守れない
・自国の防衛は自国で行えるようにすべき
・現行憲法のままでは、防衛は難しいと思う
であった。
「憲法改正反対」の理由としては、大半が「憲法を改正したら戦争になる」という回答であった。
少数意見として「憲法で歯止めをかけないと、自衛隊が勝手に戦争を始める」という回答もあった。
憲法改正の人も、反対の人も、多くの人がその理由として、共通して「やられたらやりかえすでは、戦争になる」という同じ理由を挙げていた。
「憲法を改正することで、<やられたらやり返す>という状況を避けられる」と考える人が賛成し、
「憲法を改正すると、<やられたらやり返す>という状態になる」と考える人が、改正に反対していた。
2012年10月27日 (土)
4.中国の脅威から沖縄を守る為に、自衛隊は
A 現状では不十分 58%
B 現状で十分 30%
C 十分かどうかはわからないが必要 5%
D 必要ない 4%
E わからない・無回答 3%

<調査結果> (単位 %)
<調査結果から>
「自衛隊の防衛力は不十分」と回答した方に「では、自衛隊の防衛力を強化したほうがよいと思うか?」と質問したところ、「防衛力を強化したほうがよい」「たとえ不十分であっても、自衛力強化には反対」という回答が、約半数ずつとなった。
「自衛隊の防衛力強化に反対」という方に、その理由を質問したところ、
・軍隊に対するアレルギーがある
・防衛は米軍に任せたほうが安心。自衛隊には期待していない
という回答が多かった。
「自衛隊は必要ない」と回答した方に、その理由を質問すると
「非武装中立」「米軍がいるから自衛隊は必要ない」という回答が、ほぼ同数で、半々であった。
「自衛隊の防衛力は、今のままで十分」と回答した方に、その理由を質問すると
大多数は「米軍がいるから」という答えであった。
「自衛隊の増強に反対だから」という回答もあった。
米軍基地について「撤去」「縮小」と回答した方の多くが、
自衛隊については「現状で十分」と回答している。
米軍基地に反対する県民は、米軍がいなくても、現在の自衛隊だけで十分防衛できると考えている。
この方々に「自衛隊の防衛力は高いと思っているか」と質問すると、以下のような答えが返ってきた。
「中国は沖縄を大切にするので(侵略される)心配はいらない」
「中国の軍事力は大したことはない」
「米軍がいなくても、米軍以外のどこか(国連など)が中国を止めてくれる」
「中国が武力行使したら、世界中が沖縄の味方をするので大丈夫」
・自衛隊に対する反感の意見は、今回の意識調査では皆無であった。
・自衛隊を防衛というよりも、災害救助や病人搬送のために必要と考えている県民も多かった。
A 現状では不十分 58%
B 現状で十分 30%
C 十分かどうかはわからないが必要 5%
D 必要ない 4%
E わからない・無回答 3%
<調査結果> (単位 %)
A | B | C | D | D | |
---|---|---|---|---|---|
地域 | 不十分 | 十分 | 十分かはわからないが必要 | 必要ない | 不明・無回答 |
名護以北 | 60 | 27 | 2 | 6 | 6 |
宜野座・金武・恩納 | 66 | 22 | 3 | 2 | 7 |
沖縄 | 64 | 24 | 5 | 2 | 5 |
うるま | 66 | 26 | 3 | 2 | 3 |
読谷・嘉手納・北谷 北中城・中城 | 65 | 26 | 5 | 1 | 3 |
宜野湾 | 56 | 32 | 3 | 9 | 0 |
浦添・西原 | 51 | 40 | 4 | 4 | 0 |
那覇 | 50 | 37 | 5 | 4 | 4 |
糸満 | 51 | 40 | 4 | 3 | 3 |
南部 | 53 | 32 | 46 | 3 | 14 |
先島 | 76 | 12 | 70 | 4 | 2 |
総計 | 58 | 30 | 16 | 4 | 3 |
普天間 | 65 | 24 | 65 | 6 | 0 |
辺野古 | 96 | 0 | 87 | 0 | 4 |
<調査結果から>
「自衛隊の防衛力は不十分」と回答した方に「では、自衛隊の防衛力を強化したほうがよいと思うか?」と質問したところ、「防衛力を強化したほうがよい」「たとえ不十分であっても、自衛力強化には反対」という回答が、約半数ずつとなった。
「自衛隊の防衛力強化に反対」という方に、その理由を質問したところ、
・軍隊に対するアレルギーがある
・防衛は米軍に任せたほうが安心。自衛隊には期待していない
という回答が多かった。
「自衛隊は必要ない」と回答した方に、その理由を質問すると
「非武装中立」「米軍がいるから自衛隊は必要ない」という回答が、ほぼ同数で、半々であった。
「自衛隊の防衛力は、今のままで十分」と回答した方に、その理由を質問すると
大多数は「米軍がいるから」という答えであった。
「自衛隊の増強に反対だから」という回答もあった。
米軍基地について「撤去」「縮小」と回答した方の多くが、
自衛隊については「現状で十分」と回答している。
米軍基地に反対する県民は、米軍がいなくても、現在の自衛隊だけで十分防衛できると考えている。
この方々に「自衛隊の防衛力は高いと思っているか」と質問すると、以下のような答えが返ってきた。
「中国は沖縄を大切にするので(侵略される)心配はいらない」
「中国の軍事力は大したことはない」
「米軍がいなくても、米軍以外のどこか(国連など)が中国を止めてくれる」
「中国が武力行使したら、世界中が沖縄の味方をするので大丈夫」
・自衛隊に対する反感の意見は、今回の意識調査では皆無であった。
・自衛隊を防衛というよりも、災害救助や病人搬送のために必要と考えている県民も多かった。
2012年10月27日 (土)
(7)質問の仕方によって、答え方も変わる
「米軍基地に賛成ですか? 反対ですか?」という聞き方をすると、「基地はないほうがいい」という感情で回答するために「反対」と回答する。
同じ質問を「米軍基地は必要ですか? 必要ありませんか?」という聞き方をすると、「必要だ」と回答する。
したがって、「基地はないほうがいいと思うが、今はまだ必要だ」と考えている県民に
「基地に賛成か、反対か」という聞き方をすれば「反対」という回答になるが、
同じ方に「基地は必要か、必要ないか」という聞き方をすれば「必要」と回答することがわかった。
従来の世論調査で「基地に反対」と回答している県民のうち、多くが「しかし、基地は必要だ」と考えている可能性が高いことが、この結果から推測される。
※「基地は必要」と考えていても、そう答えることに心理的抵抗がある方は、「どちらでもない」「わからない」と回答するケースがあった。
「米軍基地に賛成ですか? 反対ですか?」という聞き方をすると、「基地はないほうがいい」という感情で回答するために「反対」と回答する。
同じ質問を「米軍基地は必要ですか? 必要ありませんか?」という聞き方をすると、「必要だ」と回答する。
したがって、「基地はないほうがいいと思うが、今はまだ必要だ」と考えている県民に
「基地に賛成か、反対か」という聞き方をすれば「反対」という回答になるが、
同じ方に「基地は必要か、必要ないか」という聞き方をすれば「必要」と回答することがわかった。
従来の世論調査で「基地に反対」と回答している県民のうち、多くが「しかし、基地は必要だ」と考えている可能性が高いことが、この結果から推測される。
※「基地は必要」と考えていても、そう答えることに心理的抵抗がある方は、「どちらでもない」「わからない」と回答するケースがあった。
2012年10月27日 (土)
(6)基地がなくなったら困る、その理由は?
経済面…「経済効果」「雇用」「軍用地料」「補助金」
防衛面…中国の脅威
経済面…「経済効果」「雇用」「軍用地料」「補助金」
防衛面…中国の脅威