一週間ほどのご無沙汰になってしまいました。
というのも、先週から今週にかけて、独身・一人暮らしの組合員が理由もなく音信普通になってしまったので、バタバタとしてしまっていました。
結論からいうと、今日ようやく、担ぎ込まれた救急病院のケースワーカーの人から連絡があって、彼の行方が判明しました。
脳内出血で、意識不明の状態で病院に担ぎ込まれていたそうです。
そして、今日、何事もなければ大宮さんが証人でJUKI事件の労働委員会審問があったはずでした。だから今日、大宮さんは突如として病院で意識回復し、「審問にいかなくちゃ」と騒いだそうです。
う〜ん・・ドラマのような執念です。
とりあえず、今日審問の予定があったおかげで、大宮さんは意識を回復させることが出来、そして私たちも彼が生きていることを確認することが出来ました。
いやあ良かった良かった。
脳内出血というのはただ事ではないですけれど、とりあえす生きていたので、良かった良かったです。
大宮さんが連絡が途絶えたのは、先週。労働委員会の審問の打ち合わせにに都合3回、連絡なく、来なかったのです。
常日頃、連絡なく、来ないということが無い人だけに、弁護士さんも私も、心配になりました。
しかも、一人暮らし。
「来ないと思って、自宅に行ったら死んでた」なんて、話も聞こえてきます。
とりあえず、まず、自宅に行って、もし病気だったら病院に連れて行って、と、書記次長のK君に連絡をいれたのが先週の火曜日です。私は、申し立て書を翌日までに作成する予定になっていたので、身動きできません。
K君は、大宮さんのアパートを訪ねましたが、電気も点いておらず、不在。とりあえず、深夜11時半までアパートの前で待っていてもらいましたが、不在。
そして、水曜日。労働委員会の審問準備を一緒に進めている弁護士さんは、「携帯がコールしているから、充電しているのかなあ」と言います。「でも、コールだけではそんなに電池は減らないから、いずれ電池切れになるのでは??」と会話していました。
木曜日、携帯電話が電池切れになりました。これは、いよいよ危ないです。
再度、K君を誘って一緒に大宮さんのアパートの再訪です。
あれやこれやの仕事を終えて、深夜10時。アパートの大家さんを訪ねました。最悪のことを考えると、おまわりさんに立ち会ってもらったほうがいい、ということで、交番に。パトロール中のおまわりさんに戻ってきてもらって、アパートの鍵を開けると・・・・。玄関に、組合のハンドマイクがドン。
あ〜、大宮さんが見つからないと、組合のハンドマイクはこの部屋に埋もれてしまう!!
とりあえず、部屋には影も形もなく、最悪の事態は起きていませんでした。やれやれ。
でも、部屋に帰ってきている形跡もなく、火曜日にK君が挟んで帰ったお手紙もそのまま。
一体どこに行ってしまったの??
月曜日の審問はどうする???
後出来ることは、大宮さんの実家に連絡して捜索願いを出してもらうことくらいです。
深夜でしたが、とりあえず、事は急いだほうがよさそうです。
アパートの大家さんに、大宮さんの実家の住所を聞いて、交番で電話番号を調べてもらい、その場で連絡。
金曜日に捜索願いが出されました。
月曜日の審問も9月1日の期日に延期をすることが決まりました。
こうして、1週間が終わり、そして今日、大宮さんの意識が回復して居所がわかりました。関係各位に連絡も終わり、ようやくこの問題も終わりです。
あとは、脳内出血の大宮さんが9月1日に回復して審問が出来るかどうかだけです。
組合は人と人とのつながりですから、生身の人間のいろんな問題にも、それは「組合業務」という言葉では表現できない様々な問題の対応が発生します。
今回も、大宮さんの入院先を連絡した後、大宮さんの実家のお母さんが電話をまたかけてきて、「親切に電話をしてもらっているのですけれど、うちの子供とどのような関係なんですか」と聞かれました。「私が働いている組合の組合員なんですよ」というと、「それだけですか」と聞かれました。
そうです。組合員だからです。だから一生懸命探したんですよ。
2009年07月06日
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