ポリ袋遺体:手足縛られ、腹に傷 東京・荒川河川敷
毎日新聞 2012年10月26日 12時44分(最終更新 10月26日 12時51分)
東京都葛飾区堀切4の荒川河川敷でポリ袋に入った遺体が見つかった事件で、遺体は成人男性で死後数カ月経過していたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。着衣はなく手足などをひもで縛られ、腹部に刃物で刺されたような傷があった。警視庁捜査1課は殺人と死体遺棄容疑で葛飾署に捜査本部を設置。身元の確認を急ぐと共に、司法解剖して詳しい死因を調べている。
捜査本部によると、遺体には足と頭から黒いポリ袋5〜6枚がかぶせられていた。ポリ袋は結び合わされ、粘着テープも貼られていた。身長160センチ前後で腹部に傷があり、ひざを折り曲げた状態で縛られていた。年齢は不明で、所持品などはなかったという。周辺を捜索し、身元の特定などにつながる手がかりがないか調べる。
近所の男性(80)は「この河川敷は散歩や釣りを楽しむ人でにぎわう、とてものどかな場所。ポリ袋に入った遺体が見つかったと聞いてびっくりです」と驚いていた。【小泉大士、喜浦遊、松本惇】