(cache) フジテレビスーパーニュース報道についての見解｜EM研究機構

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2012年10月17日にフジテレビスーパーニュース（関東ローカル版）にてEM技術に関する報道がございました。その内容について事実誤認及び見解の相違がございましたので、改めて弊社の見解をお知らせいたします。

報道について

7月25日フジテレビスーパーニュース担当ディレクターの井ノ口格氏より、弊社宛に福島県におけるEMによる放射能汚染対策についての取材依頼の連絡が入りました。
弊社としては、実際に福島の現場等を取材頂き、公平・公正な報道がなされるものと期待し、取材先の紹介をはじめとし誠心誠意対応させて頂きました。しかしながら、放送内容を確認したところ、はじめからEMバッシングが目的だったとしか思えない演出内容となっておりました。当方の依頼でお忙しいなか快く取材にご協力頂いたボランティアの皆様や関係者の皆様に、放送により結果としてご迷惑、ご心配をおかけしてしまい大変申し訳なく思っております。

福島県における活動について

弊社は、チェルノブイリ原発事故で汚染されたベラルーシ共和国において、1996年より、現地の国立放射線生物学研究所と共同してEMによる放射能汚染対策の研究を行なっており、その当時より、EMを使用することで放射性物質の作物への移行が抑制されることが報告されておりました。その結果を踏まえ、福島の災害復興に少しでもお役にたてればとの思いから、昨年より福島に職員を派遣し、社会貢献活動の一環としてボランティアベースで協力させて頂いております。
復興支援にあたっては、現地の方々に私どもの姿勢とこれまでの研究成果及び活用事例をお伝えし、ご理解とご賛同を頂いた個人や団体に対して、無償で技術指導、資材の提供を行っております。また、活動に必要な機材等につきましても、NPO法人地球環境・共生ネットワークのEM災害復興支援プロジェクトとして希望者に無償で貸与されており、その支援活動は比嘉教授が書かれた書籍の売上や活動に賛同する方々からの貴重な寄付金によって支えられております。　
放射能汚染対策の手段としては、土壌中の放射性物質の作物への移行抑制や農地や住環境の中の放射能汚染の低減を主要な目的として、EM発酵堆肥やEMの散布を行っております。これまでに弊社の行った圃場試験及びボランティアの方々や関係者が現地で計測し蓄積したデータやコメント等から、EMを活用することにより放射能汚染を直接的又は間接的に軽減できると考えており、今後も現地での研究、実証試験を継続し、順次その結果を公開して参ります。
また、放射性物質より出るガンマ線等の電離放射線は、活性酸素を発生させるため、住環境が酸化状態になっていることが予想されます。EMには抗酸化力がある微生物が含まれており、地道に散布活動を続けることで少しでも住環境の酸化を抑えることが出来ればと考えております。放射能汚染対策と併せて今後も検証を継続して参ります。

放射性セシウムの植物への移行抑制について

本年5月に福島県より、EM堆肥（EMオーガアグリシステム標準堆肥）を施肥することにより、土壌中の放射性セシウムの野菜(コマツナ)への移行が抑制されるとの結果が公表されましたが、今回の報道では、EMではなく堆肥中のカリウムの効果によるものとのコメントがございました。私どももカリウムの影響も当然あったと考えておりますが、前述のベラルーシ放射線生物学研究所との共同研究において、カリウムを含む堆肥ではなく、EMのみを施用することにより作物への移行が抑制されたとの試験結果が報告されております。その結果より、弊社としては、放射性物質の作物への移行抑制に対し、微生物が何らかの影響を与えているものと考えております。

EM･1中の光合成細菌について

番組内で、EM･1には光合成細菌が含まれていないような表現がございましたが、国内でEM･1 を製造しております弊社及び㈱EM研究所ともに、製品の品質管理の工程で光合成細菌の存在を確認のうえ出荷しております。

弊社と致しましては、放射能汚染に対する有効な対応策が乏しい現状において、EM技術を用いて被災地域の復興に少しでもお役に立てればとの思いより、今後も継続的に支援活動を進めさせていただきたいと考えております。
また、これからも有用微生物を活用した放射能汚染対策技術の確立を目指し、ベラルーシ共和国国立放射線生物学研究所の協力を得ながら研究を進めて参ります。