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政治
自民・安倍体制1カ月 「弾込めはできた」が…解散戦略の視界は不鮮明
自民党の安倍晋三総裁が就任してから26日で1カ月を迎えた。教育制度改革や日本経済の再生に向けた党内組織を立ち上げるなど政権担当能力をアピールし、石破茂幹事長との「二枚看板」で発信力強化にも余念がない。総裁選を機に政党支持率も上がった。この勢いで一気に衆院解散・総選挙に持ち込みたいところだが、年内の解散実現の見通しはたっていない。29日召集の臨時国会でいかに野田佳彦首相を解散に追い込めるか安倍氏の手腕が問われている。
「政権を奪還する弾込めの準備はできた」
安倍氏は26日の産経新聞のインタビューで就任1カ月の手応えを語った。
安倍執行部発足後、自民党支持率は産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で野党転落後としては最高値の25・7%に上昇。「首相にふさわしい」でも45・6%を得て、31・8%の首相に10ポイント以上の差をつけた。
9月の総裁選での論戦を通じ、5年前に体調不良を理由に突如首相の座を降りた安倍氏への評価も高まったことも要因とみられる。
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