種子島沖に震災漂流船 石巻の漁協所属
(2012 10/25 23:50)
種子島沖で見つかった宮城県石巻市の漁船=25日午後1時55分ごろ(第10管区海上保安本部提供)
 第10管区海上保安本部は25日、種子島の門倉崎(南種子町)の南東約100キロの海上で、東日本大震災の津波で流出した漁船が見つかったと発表した。登録番号から、宮城県石巻市の牡鹿漁協所属と判明。震災で流出した船が県内で見つかったのは2例目。
 10管や同漁協などによると、約0.7トン、長さ約6メートルのウニなどを採る漁船。船底を上にして浮き、全体に藻が付着していた。震災当時、直線で約1300キロ離れた同市の新山漁港に係留していた。
 同日午前9時50分ごろ、海上自衛隊の航空機が発見。巡視船「さつま」が引き揚げ、同日夜、西之表市に引き渡した。
 震災から1年7カ月、同漁協によると、60代の男性船長は「種子島で発見されて驚いた。船の状況を確認し、今後のことを判断したい」と話している。
 鹿児島大水産学部の藤枝繁教授(漂着物学)は「日本の東の海域に出た後、日付変更線近くの海域で南に流れ、種子島沖に北上した可能性がある」と分析する。
 5月に漁船が漂着した喜界町は、大震災の教訓として漂着現場近くに展示する方針。
 
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