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九州脱出

2012年10月17日(水)
テーマ:ブログ

九州三日目は、土砂降りの延岡からスタート。



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今朝は延岡を早朝の6時11分に出る佐伯行でスタート。寝過ごすことなくちゃんと起きられたことにまずは安堵。何しろ、ここ宮崎と大分の県境を行き来する列車は、特急こそ1時間に1本の割合でバンバン走るものの、鈍行となると、この列車の後はもう夕方までないという「18きっぷ」泣かせの区間なので。


台風の接近で、外は凄まじい大雨と強風という悲惨な条件下となっていますが、今のところ遅れ等の情報は出ていないようで、佐伯行も定刻の発車。まずはやれやれといったところです。




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自分以外に乗客は計9名。そのうち2人は出張か何かでたまたま乗り合わせたみたいで、つまり定期的な乗客は通常で7名といった感じです。途中の宗太郎まで乗り降りはなく、県境を越えて毎日通う人は、今はもういないみたいです。




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このままがら空きのまま佐伯まで行くのかと思いきや、重岡からかなりまとまった通学の高校生の乗車があり、以後停まるたびに乗り込んできて、結構な混雑となりました。どうやら県内の移動ならそれなりの需要はありそうで、この後の列車はもう夕方までないというのはちょっと強引過ぎるような気がしてなりません。せめて重岡から佐伯方面へ折り返す列車を何本か設定すべきだと思いますが。




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大雨と強風の中での走行でしたが、特に遅れることもなく、無事佐伯に到着。ここまで来れば一安心といったところでしょうか。




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佐伯から先は、鈍行でも1時間に1~2本くらい列車が走るかなり便利な区間となり、一気に緊張が解ける思いです。大雨のため、単なる移動に専念しましたが、天気がよければ適度に途中下車を楽しみたいところです。




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別府まで来たところで雨がほとんど止んだため、ここで一旦降りることにしました。この後の接続の列車の関係上、どこかで時間調整しなければならなかったので、ちょうどいいタイミングです。




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別府と言えば、やはり温泉。ということで、駅から歩いてすぐの所にある町営の「駅前温泉」に立ち寄ってみました。平日の午前中の、それも悪天候とあって他に利用者はなく、源泉掛け流しの浴室を独り占め。たちまちにして身も心もリフレッシュ。極楽極楽。




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温泉から出ると、再び雨足が強くなっていましたが、電車に乗って移動するだけならさほど問題はなく、その後も坦々と進んで行きます。途中でがら空きとなり、ロングシートでもゆったりとしています。




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何度か乗り換え、門司港へとやって来ました。行き止まりとなる頭端式のホームが並び、いつ来てもここは終着駅としての貫禄が漂っています。どうやら今度こそ雨も上がってくれたようです。




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国の重要文化財にも指定された門司港駅舎は、老朽化が進んだため、大規模な改修工事がなされることとなり、先月から仮駅舎での営業となっています。工事期間は実に5年半にも及ぶらしく、平成30年までは立ち入りができないみたいです。でも近代的な駅舎に建て替えられるケースが多い中、こうして今ある物を残そうとの試みは、とても嬉しく思います。




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駅から歩いてすぐの所にある「九州鉄道記念館」にやって来ました。開業から早9年が経ちましたが、やっと来ることができました。なお、入館料は300円ですが、門司港駅から使えるJRの切符を見せると2割引になるとのこと。「秋の乗り放題パス」を持っているので、ささやかながら240円に割引されました。




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入口には往年の名車がズラリ。車内にも立ち入ることができ、いつまでも佇んでいたくなります。




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本館には様々な資料やジオラマ、懐かしのアイテムなどが満載。じっくりと見て回りたいところです。




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次の目的地へ向かうのに時間があるので、レトロチックな門司港の町もブラブラしてみます。



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すぐ向かいには下関の町並みを望み、本州は随分と近いことがわかります。何だか泳いで行けそうな気も(笑)。




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その後は関門トンネルを抜け、先ほど対岸から見ていた下関に到達。これからは本州の旅となります。



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しばし山陽道を東へ。特別見所のある景色ではありませんが、本州に居るというだけで、さっきまで居た九州とは全然違うような気がしてしまいます。



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山陽本線には40分程揺られ、小野田で降ります。




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小野田で小野田線に乗り換え。これから向かう場所と言えば… そう、あそこしかありません。




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てなわけで、やって来たのは、本山支線が分岐する雀田です。旧型国電のクモハ42形が最後まで残っていた路線としてテツには有名ですが、今年3月のダイヤ改正から本山支線の列車が大幅に減らされ、午後の便はとうとう18時12分の1本のみとなってしまいました。かつては夕方の時間帯になると、わりと頻繁にここと長門本山の間を行ったり来たりしていたものですが、まさかここまで少なくなるとは。




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もう利用者は居ないのでは、と思いましたが、それでも5名の乗客があり、いずれも地元住民のようです。しかしそのうちの2名は次の浜河内で降りてしまい、たまたまこの時間帯に乗り合わせたから利用しただけなのかもしれません。何しろ浜河内までは、歩いてもせいぜい15分程度しかかからないので、たった1本の列車をわざわざ待つことなど、普段ならしないでしょう。




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結局終点まで乗ったのは、地元住民では3名のみ。午後の列車はこれが唯一の便なので、つまりこれが現在の本山支線の全利用者数ということになりそうです。雀田から歩いても、ここまで30分程度で着いてしまうので、もはや列車がなくても困る人などほとんどいないというのが現状でしょうか。「18シーズン」にはテツが大勢訪れますが、これが本山支線の普段の様子のようです。この調子では、ゆくゆくは廃止へと運命を辿るのではないか、と不安に駆られてしまいます。




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帰りは宇部線を経由して新山口へ。今日でひとまず切符の期限は切れますが、旅はまだまだ続きます。

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