ウェブ魚拓の不具合修正につきまして

ウェブ魚拓をご利用戴き、誠にありがとうございます。
匿名のご利用者様からご報告がありました下記の不具合を修正致しました。

・削除された魚拓に使われていた画像等が表示されてしまうことがある

こちらの件で削除依頼を戴いた方にご迷惑をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます。
また、ご報告のお礼を申し上げさせて戴きます。

8月終了

終了です。初夏のホタル、晩夏の花火というイメージで花火をトップにして見ました。
秋と言えば花火です。
通はボディビルの全日本なんかをおすすめするらしいですが・・・

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10月に「土浦の花火」という大きな花火大会があります。秋田大仙・大曲、新潟・長岡など、日本有数の花火大会で、70万~80万人が一晩に押し寄せるようです。
通は山形・赤川がおすすめらしいですが・・・

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宮城・多賀城で昨年の壊滅的な状況にもかかわらず、早期に復旧した銭湯の露天風呂から衝撃波が伝わる距離で花火を見れた日には、なんか時期的背景もあって昇天しそうな気になったものです。

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夏とは

夏が去ります

当社のスタッフはまだまだやることが多い日々が続きます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

雷の写真を上げた翌日、落雷で被害があったようで、何とも言えない気持ちです。

落雷はたいてい、本当に近くに落ちた事がある人じゃないと解らないとおもいますが、
威力そのものです。とてつもない衝撃が去った後にやっと理解出来ます。
見慣れた現象ですが、本当に危険です。お気を付けてください。

晩夏に多く見られるカブトムシ様を張っておきます。

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暑いですねー

特に崇高な理由があるわけではないのですが寝室に扇風機もエアコンもないので、寝苦しいですね。
寝た方が体力減ったんじゃないかと言うような寝苦しさ・・・・
夏ばてに繋がりそうです
お体お大事に・・・・

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残暑お見舞い申し上げます。

ロンドンオリンピックも終了しました。
当社も皆妙に仕事が多く、私もなかなか見れませんでした。
ちゃんと予定を管理しませんと・・・・

夏ももうすぐ終わりですが、東北は特に短く、梅雨明けからですと2~3週間ほどしかありません。
そういった短い間に夏祭りなどを見るわけです。
この地域にとってあまりにわずかな1年間の隆盛は、桜よりも儚いものを感じてしまう気がしますね・・・・

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80 東京電力株主総会 3

※今回の話には、かなり主観的な感想が含まれますが、可能な限り偏見は持っていないつもりです。主に東電の経営状況や株価における詳しい説明は省きます。

経営陣の報告は全く記憶に無いくらいどうでもよい棒読みである。
入れない連中が何か暴徒と化しているような悲鳴と叫びが後ろから聞こえる。

会場でも常に怒号。
会長「お静かに!お静かにお願いします!」
前方でのみ、拍手。

所々に織り交ぜられる

「”心”からお詫び申し上げます」

の口調が凄い。絶対申し訳ないとか思ってないぞこいつら・・・
と思ったら、心なんてこもってねーぞ!という罵倒が飛ぶ。
しかし、ここまでの悪人がこの世に居るか?この3ヶ月半の間になんか新しい悟りでも開いてきたんじゃないかと勘ぐってしまう。

主に勝俣会長がしゃべり、次に武藤副社長、わずかに清水社長という順であろうか。空気を説明するのは難しいものであるが、”意志”を持っているのは勝俣会長のみで、他は完全な人形に見える。恐らく、この人物が東京電力の”パワー”だ。

「あんたら原子炉に入って死ね!」
という”質問”も飛ぶ。

「お時間がありませんので、ご質問はあと一人にさせていただきま」
「ふざけるんじゃねーぞ!」
「時間なんて関係ないだろう!」
足を思いっきり地面に踏み込むようなドドドドド・・・と言うような音が聞こえる。揺れる。
質問はやはりしっかりと、カサなんかを掲げている人、と指名し・・・つまりおそらくはサクラを当てる。

動議(株主が出来る提案のこと)も一方的に蹴られる。
動議「議長を不信任にしていただきたい」
会場に居る連中は前方を除くかなりの人が挙手を行うが、何故か5秒以下で数え終わり、
「反対多数で否決されました」
と一瞬で蹴られる。

「遺産を投資してしまった。同じく津波が来た東北電力は20円配給されたんだ 彼らは事故を起こさなかったから・・・」
こんな株主の悲痛な声も聞こえる。

「今はまだ免責が適用されるかどうかは時間がかかるところではありますが・・国の支援などを戴きながら・・・」と、株主の利益を損ないすぎることがないように「国」というワードでフォローを入れる。

むろん福島から見れば平時。原発のダメージがない。対岸の火事。何故か東京より遠い青森の瓦礫が東北という単位でひとくくりに拒否される理屈もすんなり解るのではないだろうか。(東京の瓦礫も答え)

「貴重なご意見を戴いた」

「先ほど解答したとおりであります」

「株主に希望をくれ!」
「ご指導賜りたい」

「脱原発を応援します!」
「どうも、ありがとうございます」

「希望を!」
「具体的な希望を示すことはできません」

どう聞いてもよくわからない解答で、いちいち前方から歓声と拍手が起こる。
意味がわかったのは例を挙げた最後くらいであろう。"no future".

議案は着々と東電の望んだとおりに進む。
「もともと、議決権の過半数は委任されており、こちらにおられる株主様の挙手にかかわらず・・・・」
勝俣会長から説明が入るが、当然怒号。
つまり、株主総会でサクラを除く100%挙手しようが意味はありませんよ、ということだ。

「じゃあ何の意味があるんだよ!」
叫び声が聞こえる。

79 東京電力株主総会 2

ご存じの通りだと思うが、東京電力の福島第一原発は東日本大震災によってメルトダウンを引き起こし、半径20km以上にわたる広範囲にわたって人間が居住できないほどの放射能汚染を引き起こした。
同電力の福島第二原発もかなり危険な状態になり、”紙一重”で回避された。(※1)
(※1)増田尚宏福島第二原発所長発言を参考。2012年2月9日09時58分  読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120208-OYT1T00979.htm

(一方、同規模の大津波に襲われた東北電力女川原子力発電所は両福島原発ほど大事に至っていない)

この事故を受け、株価は急落。「電力株が急落するなら、日本が傾いたときだ」というほど安心の投資対象だったが、本当にその通りになり、神話はもろくも崩れ去った。
つまりこの株主総会には、自分の資産を失った数々の「2次被災者」が大半だ。(もちろん、実際の被災者と比較して桁違いにダメージが低い)

※撮影が禁止されているため、文字だけになります。
(この様子の動画は違反ですがyoutubeに上がっていますので、気になった方はそちらをご覧下さい)

今回の株主総会で決定するいくつかの項目のうち、もっとも注目を浴びたのは原子力発電所による発電を将来的に継続していくかどうかであった。
株主総会として当然、動議・質問といった時間も用意されている。基本的に6時間、ずっと参加者からの”罵倒タイム”だが、決定項目以外にも、放射能汚染にどう責任を取っていくかも大きい議論となった。
この株主総会は、史上最長の6時間越えに至り、9000人以上が参加した。

広大な部屋はほぼ満席。
別室に行けば飲み物は飲めるがそれだけで、――当然と言えば当然だが――株主総会によくある”お土産”的なものは無いようだ。

やたら長い行列を処理する間に株主総会自体は始まっている。
勝俣会長の冒頭の挨拶による謝罪から始まった。

東京電力が
「異常に巨大な災害にあたり、免責にあたると考えています・・・・」
といえば、
「お前ら、わざわざ高い土地を掘り下げて作っただろう!」
「責任を取って死ね!」
「時代が時代なら切腹だぞ!」
と激しい叫び声が響く。

経営陣に近い前面10?番目の席までは「サクラ」(※2)で埋め尽くされているようで、経営陣が何かを言うと、前の席からだけ大拍手と共に「そうだ!」「異議なし!」といった声が響く。

(※2)ここでは総会屋ではないであろうということで、サクラとさせていただく。

一般的な株主の席からも怒鳴り声が響く。
「俺は開始45分前から居たんだぞ!なのに前の席はバッグが置かれて座れないじゃないか!」

動議・質問も怒鳴り声である。
「年金を削れ」
「放射能がもっと漏れているだろう 公表しろ!」
といった質問が続く。
質問は長く引っ張る者も居て、これが株主の疲労を増加させていく。

(大変激しい調子での質問だが、これら動議・質問はサクラによるガス抜き的なものであると考えられる。この問題に生命を賭けてきたようなジャーナリストが東電にとって厄介な発言をする可能性があるからだ)

これらの発言中、
「なんで前の席のやつらしか呼ばれねえんだよ!」
とまた怒鳴り声が響く。

この罵倒合戦は相当のもので、この間ディスプレイに映し出されている映像、つまり設置されているカメラがブルブルと揺れる。
日本シリーズの9回裏、ストライクが入ったときのようなあの映像の揺れである。

 

まとめると本原発事故に対する彼らの主張はこうだ。

・法に定める安全に最善を尽くした。
・史上希に見た大地震は、免責の対象である「異常に巨大な天災や社会的動乱」(※3)にあたるため、我々は責任を取る必要がないが、国とできる限り救済を行っていく所存である

(※3)原子力事業者は事故を起こしたとき、賠償などに”無限責任”を追うと定められているが、例外として「異常に巨大な天災」等による場合、責任を取らなくて良いこととなっている。
ちなみに、異常に巨大な天災で事故が起きたとき、「誰も責任を取らない」つまり、あくまで法的には、(血も涙も無いが)国も電力会社も賠償は1円も支払わなくて良い、という解釈が出来る。

・報酬も20%~60%カットする。
・地震はたいした事は無かったが(※4)、津波が過去の評価で5.5mのところを、13-14mが来るに至った

(※4)実際は地震の揺れの時点で、原発の設備に破損が認められていた可能性があることが示唆されている。
地震での破壊を認めると東電が責任をさらに追求されることになる。