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最終更新:2012年10月26日(金) 19時13分

韓国麺から発がん性物質、日本でも発売

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 韓国製のインスタントラーメンは日本でも販売されて、人気があるようですが、韓国の食品安全当局は発がん性物質が検出されたとして、回収命令を出しました。

 韓国のインスタントラーメンなどから発がん性物質・ベンゾピレンが検出されたとして、韓国の食品医薬品安全庁は、4社9製品に対し、回収命令を出しました。

 「健康に有害な程度ではないと判断されるが、残っている製品を回収することに決めました」(韓国・食品医薬品安全庁 ソン・ムンギ食品安全局長)

 「韓国で人気のこちらのラーメン。付属の粉末スープから発がん性物質が検出されました」(記者)

 韓国で回収命令が出された4社の中で、「農心」は日本でも人気のある辛ラーメンで知られる食品会社です。

 「店内にはたくさんの韓国食品が売られていて、キムチですとか、韓国海苔、そしてインスタントラーメンの種類も豊富にそろっていて、ノグリラーメンも販売されています」(記者、千葉・船橋市)

 今回、発がん性物質が検出されたインスタントラーメンの1つ、ノグリラーメンは、80か国あまりに輸出されていて、日本でも発売されています。千葉県のこの店では、1袋130円で売られていて、辛ラーメンと並ぶ、人気商品だと言います。

 「びっくりしました。昔から置いていたので」(従業員)

 今回、辛ラーメンは回収対象になっていませんが、日本でも人気のラーメンを製造しているメーカーの商品から発がん性物質が検出されたとあって、不安の声が広がっています。

 「これと、袋とカップのタイプですね。お客さんが(ノグリラーメンに)手を出さないので、棚からおろして返品するしかない 」(都内の韓国食料品店)

 こうした事態を受けて、台湾政府が回収を決めたほか、日本の厚生労働省も韓国政府から詳しいデータの提供を求めていて、今後、何らかの措置をとることも検討しています。(26日18:08)

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