埼玉県内私立高校の先生方と
2011年10月24日
埼玉県では、私立高校と私たち塾との関係が非常に親密です。他の都道府県ではちょっと考えられないくらいではないでしょうか?
以下は、某高校の校長先生が、ご自身のブログに記載して下さった内容です。
「本日は学習塾サイシンの野崎塾長が本校に立ち寄ってくださいました。進学という短いスパンでなく一生涯という見通しで生徒を伸ばすために、学校と塾がどのように「共育」をすべきかについて話し合いました。
きちんとした学力を育てるためには目先の教育であってはなりません。
このようなテーマで語り合えるって素晴らしいことですね」
父母会開催前の私立高校行脚は、欠かせません。
入試動向の予想は、私立の先生方にとっても、ある意味生命線です。
相当綿密なデータと多様な情報を整えていらっしゃいます。
そのダイジェストを教えて頂く。
教えて頂いた内容を持ち帰り、そこを起点にさらに数字的な検証をして、父母会の資料を作るのです。
父母会でも「〇〇高校の〇〇先生に教えて戴いたのですが、」という切り口で語れるのは、話の裏付けを持っている、という意味でも、大いに説得力を増すと思っております。
また、先日、K高校にうかがった際、「御校に入学してうまくいかないお子さんっていらっしゃいますか?」と不躾な質問をぶつけてみたことがあります。
副校長先生のご解答は以下の通りです。
「本校を『偏差値で手ごろな学校』としか見ないお子さんですね。実際に学校見学に来たことがないとか。だから、本校のカラーをまったく理解していない。そうなると、入学後、成績のことや人間関係でうまくいかないことがあったときに、自分で解決しようとせず、“自分だけが被害者”という捉え方をしてしまうんです。すべての私立高校がそうだと思いますが、単願・併願に拘らず、校風をよく理解して受験をしてほしいと思います。土曜日の午前中に見学に来るのがいいですね。授業の様子も見られるし、下校風景や午後の部活動も見られますから、学校のカラーを理解してもらえます」
この内容は、生徒たちにもご父母にも何度となく申し上げました。
非常に示唆に富んだお話だと思うのです。
こうした「学びの場」「情報交換の場」としての、私学がある、というのは、恵まれた話だと思っております。