連載コラム

現場より:塾長野崎、365日

取締役として会社経営に携わりつつ、サイシンの塾長として教育現場の一線に。そして、さっきまで教え子だった中3の息子と一緒に家に帰る…。1日24時間、365日子どもの教育に向き合う野崎裕之のつれづれ日記。

埼玉県内私立高校の先生方と

2011年10月24日

埼玉県では、私立高校と私たち塾との関係が非常に親密です。他の都道府県ではちょっと考えられないくらいではないでしょうか?

以下は、某高校の校長先生が、ご自身のブログに記載して下さった内容です。

「本日は学習塾サイシンの野崎塾長が本校に立ち寄ってくださいました。進学という短いスパンでなく一生涯という見通しで生徒を伸ばすために、学校と塾がどのように「共育」をすべきかについて話し合いました。
きちんとした学力を育てるためには目先の教育であってはなりません。
このようなテーマで語り合えるって素晴らしいことですね」

父母会開催前の私立高校行脚は、欠かせません。
入試動向の予想は、私立の先生方にとっても、ある意味生命線です。
相当綿密なデータと多様な情報を整えていらっしゃいます。
そのダイジェストを教えて頂く。
教えて頂いた内容を持ち帰り、そこを起点にさらに数字的な検証をして、父母会の資料を作るのです。
父母会でも「〇〇高校の〇〇先生に教えて戴いたのですが、」という切り口で語れるのは、話の裏付けを持っている、という意味でも、大いに説得力を増すと思っております。

父母会資料

また、先日、K高校にうかがった際、「御校に入学してうまくいかないお子さんっていらっしゃいますか?」と不躾な質問をぶつけてみたことがあります。
副校長先生のご解答は以下の通りです。

「本校を『偏差値で手ごろな学校』としか見ないお子さんですね。実際に学校見学に来たことがないとか。だから、本校のカラーをまったく理解していない。そうなると、入学後、成績のことや人間関係でうまくいかないことがあったときに、自分で解決しようとせず、“自分だけが被害者”という捉え方をしてしまうんです。すべての私立高校がそうだと思いますが、単願・併願に拘らず、校風をよく理解して受験をしてほしいと思います。土曜日の午前中に見学に来るのがいいですね。授業の様子も見られるし、下校風景や午後の部活動も見られますから、学校のカラーを理解してもらえます」

この内容は、生徒たちにもご父母にも何度となく申し上げました。
非常に示唆に富んだお話だと思うのです。
こうした「学びの場」「情報交換の場」としての、私学がある、というのは、恵まれた話だと思っております。

プロフィール

野崎裕之プロフィール

野崎裕之(のざきひろゆき)
(株)秀文社取締役、進学塾サイシン・サイシンエクセル塾長

昭和39年東京都杉並区に生まれる。大学4年生の時、埼玉進学スクールにて塾講師の第1歩を踏み出す。大学院卒業と同時に入社。教室長でデビューとなる杉戸校時代に、就任時40名だった生徒数を1年間で160名に。平成8年、栗橋校を立ち上げ、生徒数200名という華々しいスタートを切る。平成20年、塾長に就任。

進学塾サイシン・ホームページ   http://saisinschool.sakura.ne.jp/

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