みなさん、こんにちは。北京の異常から目が離せませんが、王立軍のアメリカ亡命希望から始まったかのように見えるこの問題の発端は、やはり女の問題からだったようです。今日のメルマガはそんな政界での暗闘の裏側をご紹介しております。人間社会の根本からその思考回路が日本とは違うので、あっちはあっちの流儀でやってもらうのは構いませんが、こんなバカらしい問題が発端となって内乱がはじまってはたまりません。北京は、公沢民派の太子党である薄煕来を解任したことで、特に反日感情の強い重慶閥をなだめるために、日本に対し強硬な姿勢を示して中華の優位を国内にアピールする必要があり、これまで以上の高圧的なごり押しを展開することが予想されます。私が東シナ海と沖縄を心配する理由はそれだけではないのです。尖閣も危なさそう。軍人は公人であり、少将と言う階級の人間が、こういうことを口にしてこれを公開しているのですから、日本は中国側にこれが宣戦布告なのかどうかを確認して、適切な措置をとる構えくらいは見せるべきでは?軍事面だけではありません。情報戦でも、とっくの昔に先手を打ってきています。中華人民共和国商務部研究員で日本問題専門家の唐淳風は、2010年の「中国は琉球独立運動を支持すべきである」という論文の中で「据不完全统计,在美军夺取琉球前,日军共屠杀琉球民众26万余人,屠杀规模之大仅次于南京大屠杀。」
(不完全な統計によるものだが、アメリカ軍が琉球を奪取する前、日本軍は琉球人民26万人余りを虐殺し、虐殺の規模は南京大虐殺に次ぐものとなった)等と言っているのです。また、現在も琉球独立運動は盛り上がってきており、私たちは琉球人民の解放のためにこの動きを支持しなくてはならない、と煽るなど、もういいたい放題。また、宗教を使って尖閣を抑える準備も着々。すでに何度かお伝えしている台湾国民党主体のあの宗教(中国語ウィキですが、関連団体施設などが下のほうにありますのでご参考に)の、江沢民とも親しく胡錦涛政権の共産党も大絶賛するこの和尚様は、こんな絵を在米中華系油絵画家に描かせて南京虐殺記念館に寄贈する反日政治和尚で、馬英九も頭を下げ、国民党名誉首席を教団ナンバー2にするほどの実力を持っています。中華民族団体は彼を持ち上げて尖閣を取ろうとしているという情報があり、こっちも気が抜けません。日本にもすでにいくつかの支部があり、昨年行われたこの団体の仏陀記念館落成式典には、衆議院議員で「新党きずな」の渡邊浩一郎氏が出席、また横浜市議会議員の太田正孝氏も参列し、福田康夫元首相から寄贈のオルゴールを手渡しています。他に、衆議院議員の徳田毅氏と、参議院議員の山崎力氏が祝辞を送り、曹洞宗大本山永平寺と和宗大本山四天王寺からも祝辞が送られています。まあ、政治家も宗教家もいろいろなお付き合いが生まれますから、どの程度のお付き合いかはわかりませんが、あくまでご参考に。民主活動家だって、共産党を敵としていますが、注意が必要です。昨年11月25日に拓殖大学で行われた「アジア民主化を促進するシンポジウム」では、アメリカ亡命中の民主活動家である徐文立氏が招かれていましたが、彼は講演の中で、台湾と中国が
「一つの中国、二つの憲法、二つの政府の平和的発展と平和協定の締結を通じて、現段階の大陸と台湾の間に依然として存在する軍事的な対峙を解決することにつながります。」
「最終的には自由と正義ならびに民族の和解を実現する中国第三共和国の新しい文明を確立することこそが、中国が将来立憲民主主義と立憲民主主義国家を実現するための最良の道であり、北東アジア、東南アジア、全アジアないしは世界の平和を確保する最良の道でもあるのです。」
と演説して、北京語が聞きとれない日本人参加者だけをおいてけぼりに、私やウイグル人、モンゴル人参加者の度肝を抜いていましたよ。私たちが日本の敵を「共産党」「中国人」「シナ人」などと決め付けていれば敵が見えなくなります。彼はそのどれにも属さないのです。だから主催者だって気がつかない。私たちの敵は、「中華思想」であり、これを持ち込む「中華思想主義者」であり、これらが政治・軍事・宗教・民主活動など多角的・多方面から東シナ海に照準を合わせています。
特に沖縄の皆さんには、中国に限らず、中華民族との交流に関しては、こうした動きを把握した上で動いていただきたいのです。私は沖縄が心配です。
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