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できごと
【橋下氏VS朝日】第三者委員会の立ち上げ要請 おわび掲載もなおくすぶる火種
2012.10.23 20:21
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連載は「逸脱した特殊例」
連載が1回で打ち切られるのは極めて異例。大手週刊誌の編集者は「訴訟リスクを検討するなど用意周到に準備してから連載を始める。1回で打ち切ることは通常、あり得ない」と驚く。さらに「同和地区を特定する表現など問題があったのは明らか。週刊朝日の編集部のチェック機能が弱まっているとしか思えない」と首をかしげた。
岩井奉信・日大教授(政治学)は「一般論では政治家は政治手法の評価に関する記事で生い立ちなどを書かれることを甘受しないといけないし、取材拒否は妥当ではない」との見解を示した。しかし、週刊朝日の連載については「差別を助長し、橋下氏の人格をおとしめる内容。ジャーナリズムとしての権力のチェックから逸脱した特殊例」と批判した。
「無敵の抗弁権」
週刊朝日の最新号では河畠大四編集長名で2ページにわたるおわびを掲載。朝日新聞出版として、今回の企画立案や記事作成の経緯などについて徹底的に検証を進めていくとしている。
だが、橋下氏に矛を収める気配はない。同出版が、最新号を市職員を通じて橋下氏に渡したことに「謝り方を知らない」と反発し、「第三者検証委員会で検証して、全て公表するべきだ」と求めている。
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